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はじまりは、脳性マヒの人の動かないはずの手が催眠術で動くことの発見だった!催眠術なしでこの動きを保つにはどうすればよいか?これを追究する中で開発されてきた「臨床動作法」は、肢体不自由者の体の動きの向上はもちろん、健常者、高齢者の体調を整え、リハビリに有効なばかりか、スポーツ競技者の身体意識を高め、うつ病やノイローゼなどの心理的不調の改善にきわめて効果的であった。※この商品は紙の書籍のページを画像にした電子書籍です。文字だけを拡大することはできませんので、タブレットサイズの端末での閲読を推奨します。また、文字列のハイライトや検索、辞書の参照、引用などの機能も使用できません。
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Posted by ブクログ
心身一如という教えを理解したいと
いろいろと検索しているうちにこの本を見つける
動作とは心理現象である
主体的に動こうという心理活動から始まり
からだの生理過程を活動させ
結果としてはじめて身体運動という現象が起こる
脳性まひの子供が自由に体を動かせないのは
からだを動かす心理現象がうまくいっていないため
脳性まひで動かないはずの腕が睡眠中に自由に動いていることに着目して
成瀬先生は動作法という分野を開拓する
研究過程を読んでいるだけでも面白い
まったく理系の頭脳をもたない私でも理解できるよう
書かれている
この研究が脳性まひの子供たちだけでなく
五十肩 腰痛 肩こりなどに悩まされている現代人にも効果があることが実証される
自分のからだを思いどおりに動かせていると思い込んでいるが
実はそうではないことを思い知らされる
そしてそれを阻む不当な緊張を自らといていく方法も解説されている
実践編の「リラクセーション」も読んでみよう
Posted by ブクログ
著者の成瀬悟策先生の研究は、脳性マヒの患者さんから始まりました。脳性マヒは出産時やその前後の発達中に脳に生じた病変で、随意筋のコントロールがうまくできないため、動作がぎこちなくなり、肢体不自由になることを指します。脳の病変のため、悪化はしないものの、それ以上の回復の見込みはないとされています。そのため解剖学的アプローチと、神経生理学的アプローチをするくらいしか対処法がないとされていますが、それらのアプローチも、十分に効果を出しきれていない面もあります。
成瀬先生は、あるとき、脳性マヒの子供が、睡眠中に自由に寝返りを打っていることに気がつきました。睡眠という最もリラックスした状態では、脳性マヒの影響が出ていない・・・その姿を見て、成瀬先生は脳性マヒの心理面に注目し、催眠状態でのリラクゼーションと身体の関係を追究し、さらに催眠状態でなくても、リラクゼーションをすることによって、身体に大きな影響が与えられることを体系化していきました。そしてその体系は、脳性マヒの患者さんだけではなく、一般的な健康の問題、心の問題、またスポーツ競技にも応用が可能なところまで広がっています。
鍼灸師のところにいらっしゃる患者さんで多い症状は、肩こりや腰痛、肩の痛みなどですが、これらは姿勢の悪さや、過度の緊張が継続していることから来ることも少なくありません。また、その姿勢の悪さや緊張は、リラクゼーションができないという心理面から来ることも少なくありません。その両者の改善を鍼灸も目指すわけですが、成瀬先生が提唱する動作法は、それを補う手法にもなりますし、また、動作法を直接しなくても、この手法の根底にある思想は、治療や患者さんへのアドバイスにも大きな指針を与えてくれます。
この本は講談社のブルーバックスという小さい新書ですが、成瀬先生の研究の過程と、その成果、そして先生の患者さんへの優しい眼差しが詰め込まれた、とても大きな価値ある本です。
Posted by ブクログ
(要約)人は無意識のうちに肩や腰などに強い緊張を起こしていて、それが動作の困難(脳性マヒ)や痛み(肩こり、腰痛)、悪い姿勢(猫背)等の原因となっている。この緊張を意識的にリラックスさせ、自分の体を意識的に動かす訓練をすることで、これらの問題を解決することができる。また、同じ訓練が発達障害や統合失調症の人たちの社会性の向上にも役立つ。
心理学は科学ではないとはよく聞くけれど、それをまざまざと見せつけられた。抽象的な表現が多く、具体的にどういうことなのかを推測できる記述が前後にない。著者の感覚が主観で述べられているだけ。あんまりなので、憂さ晴らしに引用する:
初めて立てるようになった当座は、とにかく自分のまわりに存在する三次元の空間を認知し、それに対応するするため体軸に頼らなければなりませんが、時間の経過に伴って、この体軸が自分自身のよりどころとしての自体軸となって、外界が自分の中でそれぞれのものとして位置づけられてくるにしたがい、彼の心の中で、自分のおかれている外界全体が四次元世界として構成されてきます。(p.86-87)
「自体軸」って何だよ、いきなり出てくるし、「体軸」とどう違うんだよ。それに「四次元世界」って何?SFなの?意味わかんない。
そういう訳で、客観的に評価できないんだけれど、本当だとしたら有用な知見だと思う。
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