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IQは遺伝によって決まるのか? 遺伝をめぐるさまざまな誤解を解く「心と行動の遺伝学」ヒトゲノム、クローン技術と、21世紀は遺伝子の時代に突入しようとしている。そしていま一卵性・二卵性双生児の研究から、身長や体重だけではなく、IQや性格への遺伝的影響も明らかになってきた。遺伝子はどのように人間の心を操っているのか?※この商品は紙の書籍のページを画像にした電子書籍です。文字だけを拡大することはできませんので、タブレットサイズの端末での閲読を推奨します。また、文字列のハイライトや検索、辞書の参照、引用などの機能も使用できません。
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Posted by ブクログ
ダーウィンとゴルトンの写真からはじまる掴みはすばらしい。
内容もしっかりしていて(もちろん10年以上前だから分野的には古いのだろうが)、行動遺伝学とかでいろいろ気になっていたことがきれいに説明されている。ブルーバックスすげー。
遺伝よりもむしろ環境について考えたり。
「将来はわからない」という節の最後は「少なくとも遺伝であっても可変性があるということを知っていれば、現時点で自分の持っている性質だけで、自分の将来を決めつけてしまうという過ちから逃れることができる。遺伝的な影響とは、静的なものではなく、ダイナミックなものなのだ。」p.133
Posted by ブクログ
おもしろかったーこれ! 確かに新書にしとくの惜しいわ。
「行動遺伝学」っつーのの本で、一卵性双生児と二卵性双生児とふつーの人とを比べながら、遺伝の影響と環境の影響を測ってみよう! という学問。双子の研究は事例集めるの大変だし、倫理的な問題もあったりするので難しいと思うけど、それだけにとても有意義。優生論の絡みもあるし、教育論の絡みもあるし、おとーたん、おかーたんの気になるところでもあるし。
行動遺伝学の事例で有名なのは、オオカミに育てられたふたごの「アマラとカマラ」のお話。環境も教育も大事だよねという結論に導くためによく引用される、それはそれで正しいと思うけれども、そもそも「才能」「資質」がなければ教育も環境も無駄になる。教育者や親をやる人には、才能や資質を見抜く力が、まず求められる、みたいな話。
英語の授業の実験で、双子ちゃんをたくさん集めてやった話が面白かった。
いわゆる講義形式と、おしゃべりを通して学ぶ形式を、たくさんのふたごを2つのクラスに分けてそれぞれ学ばせて、結果を比較する。それぞれの授業形式の特性がはっきりと出てて面白い。結論は、「どっちもいいところがある」「子供の気質にあわせるべき」みたいなこと。そらそーだよな。
検証しましたというには被験者の数が少ないのかも知れないけど、あんまり欲張り言えないだろうからなーこの分野。
はぁ、久々にあかでみっくなご本読んじゃった、少しはかしこくなったかしら。
Posted by ブクログ
人間の心と行動の遺伝を研究する人間行動遺伝学をわかりやすく解説していた。遺伝学ときくと、農学ないし分子生物学でのシーケンサーを使ったDNAを分析することが頭に浮かぶ。しかし本書は、統計的手法を用いた心理学や教育学のアプローチで書かれていた。この意味で個人的には、遺伝学を少し身近に感じることができた。
双生児をサンプルとし、一卵性と二卵性との間の特徴の異同が分析が主となっている。なおこの前座として、IQの相関係数の中央値が、一卵性双生児、二卵性双生児、きょうだい、親子、親・養子の順で高くなっていることがまず紹介される。
社会的関係性の分析は興味深い。上司からのサポート、自律的な関わり、プレッシャーの側面、親からのあたたかさは遺伝的規定性があるという。
遺伝的な条件を加味した上で、活動の場を与えて発達を促すことが理想だということは発見だった。つまり、教育や環境だけでは解決できない問題を、冷静に整理できるということである。
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ビジネス・実用
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