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わかりやすくオススメです
「ゼロから学ぶ」と題されてる通りわかりやすいです。先ず幸福の価値観は人それぞれだが、ここではそれは「経済的な幸福度を高める事」であると明確に定義し、「経済的な幸福度を高める事」=「GDPの向上」が経済政策の目標であると位置付ける。
その為には成長政策・安定化政策・再分配政策の目標を理解し、バランスをとる事が重要だと主張している。それぞれの政策の説明も簡潔かつ明瞭で、理解しやすくオススメです。
Posted by ブクログ
今は経済について何も知らないが、現在の日本の経済政策を考えたい!という方におすすめの本。経済学の基本的な理論から、現在の経済政策について考えるポイントを、時折飯田先生の私見も交えて説明している本です。
何も知らない状態からこの本を一冊読むだけでも、「経済政策を考え方はどのようなものか、今はどのような事が問題で、どのような方向に解決していけばいいのか」という事が何となくわかるのではないかと思います。
これを読んで本格的に経済政策を考えたいと思うようになったら、この本の兄貴分の本である、岩田・飯田『ゼミナール経済政策入門』に進むことをお勧めします。
Posted by ブクログ
今の日本は過去に比べて勢いがない。いまより豊かでなかった時期もあるだろうが、何度も首相が交代しているように、有効な経済政策を見出せない。個々がゆたかになるライフプランをたてることも必要だが、日本自体にも豊かになるプランが必要だ。
経済政策を考える上での指針は、成長・安定・再分配であり、この3つのベクトルがどこに向かっているのかを意識して見るだけでも政策内容がわかってくるという。
GDPの成長を考えると、要素は「資本」「労働力」「技術」と3つある。その3つの要素のうちどこに着目した政策なのかを考える。ひとつだけではなく、組み合わせた方策というのもある。どれを行うにせよ最終的には政府主導でなく、人々が目標にむけて動く自由主義を盛り込んだスタイルをとらないと経済は成長しない。つまり上下分割方式(下が公的、上が市場競争)といったプランが必要なのだ。
景気の安定と成長には、2つの真っ向から対立する2つの思考法がある。ひとつは、経済は景気がよくなったり悪くなったりする周期的な循環のなかで成長が促されるというもの。一部の企業がだんだん時代遅れになって淘汰されていき、変わりに成長産業に変わる。これを国が救済することによって淘汰のメカニズムが働かなくなり、成長しなくなるというもの。もうひとつは、景気の良し悪しはおしなべてならしてしまうほうがよいというもの。どちらも一理あるが、どちらかに偏らないほうがよいようだ。
再分配では、生活保護などがあるが、現金を支給することにより、かえって働く意欲をそいだり、競馬などですってしまうケースもあるので、一部を食料や教育のバウチャーにするなど、支給の方法を検討したほうがよい。現金で支給を行うのであれば、例えば「給付付き税額控除」のように、ベーシックインカムを設定し、それに達するまでは政府が給付をし、働いて得た収入がある上限に達するまではそこから減額されていくというシステムなどは有効だと思われる。また、「大きな政府・小さな政府」を意識しすることも必要。日本は、大きな政府(権限面)、小さな政府(財政面)できた。今後それをどうするかという意識は必要となってくる。政府機能の規模をどうするのか、は避けて通れない課題となる。
難しい用語が出てくるわけではなく、文書もわかりやすく、具体例も多い。経済政策というおおきなテーマを考える上で、こうした本が多くでてくれば、「経済」に対するアレルギー的な先入観が取り払われ、もっと経済を身近に感じることができると思う。
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ビジネス・実用
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