むつかしきこと承り候 公事指南控帳

むつかしきこと承り候 公事指南控帳

1,361円 (税込)

6pt

3.5

江戸時代、薬屋ながら副業として公事(裁判)の相談に乗る時次郎。そこそこ儲かっているが、高い書物を買うので余裕はあまりない。それと子作りに熱心でない事を恋女房からは責められ通しだ。おまけに持ち込まれるもめ事は、一筋縄ではいかないものばかり。不貞を働いたとして殺された夫の潔白を証明したい、息子が呪い殺されたのでそのことをお上に訴えたい、破産したのに財産を隠していた相手から金を取り戻したい――。さて、次はどんな厄介な事件が舞い込んでくるのやら?

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むつかしきこと承り候 公事指南控帳 のユーザーレビュー

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    Posted by ブクログ 2013年03月21日

    「小説すばる」に掲載された6話に、書き下ろし1話を加えて単行本化した作品。

    生薬屋を表看板にしている天竺屋時次郎は、公事(訴訟)を手助けする「出入師」を裏稼業としている。

    江戸時代の裁判権は、大名領国では藩に、天領では代官と勘定奉行に、寺社がらみは寺社奉行に、江戸市中の町人がらみは江戸町奉行にあ...続きを読む

    0

    Posted by ブクログ 2017年07月25日

    公事についてのアドバイスをすることを裏の生業とする、薬種屋の時次郎。彼が手助けするのは、簡単にはいかない面倒な案件ばかり。公事宿の人間が難色を示したり、何年もかかるようなものだ。そんな事件を調べていくと、思いもかけない“裏”が見えてくることも。そんな話を描いている。現代の裁判である公事のことが描かれ...続きを読む

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