ぼく東綺譚

ぼく東綺譚

649円 (税込)

3pt

取材のために訪れた向島は玉の井の私娼窟で小説家大江匡はお雪という女に出会い、やがて足繁く通うようになる。物語はこうしてぼく東陋巷を舞台につゆ明けから秋の彼岸までの季節の移り変りとともに美しくも、哀しく展開してゆく。昭和十二年、荷風(一八七九‐一九五九)五十八歳の作。木村荘八の挿絵が興趣をそえる。 (解説 竹盛天雄)

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ぼく東綺譚 のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    192P

    **永井荷風(ながい かふう)**は、日本の小説家・随筆家・詩人で、近代日本文学を代表する作家の一人です。彼の作品は、東京を舞台にした情緒豊かな描写や、失われゆく江戸文化への愛惜を特徴としています。文学だけでなく、その生き方や思想も注目される人物です。

    1. 生涯

    •生誕: 1879

    0
    2024年12月19日

    Posted by ブクログ

    玉の井の私娼窟を舞台とした、永井荷風58歳の作品。荷風が玉の井を実地調査した話は彼の『断腸亭日乗』で読んだが、それがこのような静かな作品として結晶したことに感じ入る。ただ、当時の東京の地誌を知っていれば、もっと深く読めたかな、という感じもする。なので、脚注がないのは少々残念。

    とはいえ、岩波文庫版

    0
    2022年10月01日

    Posted by ブクログ

    自分も東京の下町を一緒に歩いているような錯覚に陥った。挿絵も濹東綺譚の世界へ誘ってくれるような、あの時代の情景が目に浮かび生活の音が聞こえてくるような心地の良い気持ちになった。

    わたくしとお雪とは、互いにその本名も住所も知らずにしまった。ただ濹東の裏町で、一たび別れてしまえば生涯相逢うべき機会も手

    0
    2022年09月19日

    Posted by ブクログ

    散策中の雨が偶然出逢わせた、歳の離れた男女。暖かく心を通わせだす。

    通う男の洒脱な言い訳は、小説の取材。作品と現実が微かに重なる、夕暮れの季節。

    昭和初期の景色や匂いを感じさせる克明な描写が、心をタイムスリップさせてくれる。

    0
    2020年03月28日

    Posted by ブクログ

    彩りが気に入った。

    読書の傾向について、他人の影響を受けて食わず嫌いになってる分野というのは得てしてあり、私の場合は永井荷風は親が今一ついい顔をしてなかったからか、手をつけないまま忘れた作家のひとりになっていた。今では不明を恥じるばかりだが。
    それでも、ひょんなことから代表作である本作を今さら手に

    0
    2019年09月26日

    Posted by ブクログ

    永井荷風の代表作にして、文学史上に残る有名作。この作家の作品は、今回がはじめてである。読んでみてまず思ったのは、「これは小説なのだろうか?」ということ。これはべつに批判ではなく、主人公・大江匡(=荷風?)が向島や玉の井の界隈を散策するさまが軽快な筆致で描かれており、まるで日記や随筆を読んでいるような

    0
    2017年09月20日

    Posted by ブクログ

    今から74年前、スカイツリーのお膝元が舞台のお話。

    定期的だが、約束もなくふらっとやってくる客。やがてその客はさよならもいわずに来なくなる。来なくなる理由がある。去るものは追わず。

    0
    2019年01月16日

    Posted by ブクログ

    老境にさしかかった男が、芸者と仲良くなる話。

    特別、筋に目をみはる所はなく、男の心境小説とでもいう所か。

    端正な文章に魅力があるので読めた。

    あとがきがやたら長い。

    0
    2025年01月20日

    Posted by ブクログ

    特に何が面白かった訳でもないし、言葉も言い回しも聞き慣れない日本語でしたが、最後まで読めた。
    なんとも雰囲気のある大人な作品でした。
    また落ち着いてじっくり読もうと思う。

    0
    2023年11月16日

    Posted by ブクログ

    昭和初期の玉乃井(現在の東向島)の私娼窟が舞台で、若い娼婦と壮年の物書き叔父さん(モデル荷風)の小物語。
    祖父の育った場所だが、空襲で風情が残ってないのが残念…。
    ドブの匂いと蚊の羽音と熱帯夜…憧れはしないが懐かしい…。

    0
    2022年09月04日

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