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Posted by ブクログ 2015年03月05日
・九鬼周造は、江戸の美意識であった「粋(いき)」の意味を哲学的に探り、恋愛にある緊張感や儚さ、近松や西鶴の描く、心の交情。その本質的なところに「いき」があると云っています。
「いきの第一の徴表は、相手に対する媚態である。
関係が、いきの原本的存在を形成していることは、いきごとが、いろごと、...続きを読む
Posted by ブクログ 2013年09月27日
「うまいこと言えないけどなんとなくあんな感じでなんかいい感じのあれ」という「いき」について、丁寧に要素を取り出して、整理しなおしてくれた感じです。「そうそう、うまく表現できなかったけどそういう感じだよ!」という謎のテンションで一気読みしました。筆者の意図を掴めているかは大いに疑問です。
具体例として...続きを読む
Posted by ブクログ 2012年03月18日
論文なのに面白い!
読んでいて心踊るものがあった。
「いき」の構造・風流に関する一考察・情緒の系図の三編が収録されていて、日本の美意識について解りやすく書かれている。
特に「いき」については、共感・納得するところが多く、あっという間に読めた。
横縞より縦縞、武士道、仏教、江戸文化、媚態などなど日本の...続きを読む
Posted by ブクログ 2012年07月01日
本書は、『「いき」の構造』の他に、『風流に関する一考察』、『情緒の系図』が併収されている。
『「いき」の構造』では、「いき」という言葉の独自性が西洋哲学の手法を用いて論じられている。「いき」を媚態、意気、諦めの3つの言葉を用い定義しつつ、他の様々な日本語との関連から分析している。着眼点の鋭さにた...続きを読む
Posted by ブクログ 2022年04月08日
流し読みして自分で勝手に翻訳すれば大筋は割と理解しやすい。逆にくそまじめに書いてあることを逐一理解しようとすると眠くなって読むのが苦痛でしかなくなる。って感じでした
そのうえで、粋に関する具体的な体験の羅列・分析→抽象的な定義づけ→フレームワークの構築っていう九鬼さんの進行に素直に乗っからないと、...続きを読む
Posted by ブクログ 2020年05月05日
平野啓一郎の「かっこいいとは何か」に触発されて読みました。「いき」とは何か、上品、派手、渋味など、似た言葉と比較して、論証していくプロセスが面白く、引き込まれました。難解な語句が多く、読みにくいところもありましたが、筆者の、多くの文献を基に論理的に主張を組み立てていく姿勢に、誠実さを感じました。筆者...続きを読む
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