「便利な」保育園が奪う本当はもっと大切なもの

「便利な」保育園が奪う本当はもっと大切なもの

ビジネス・実用
733円 (税込)

3pt

4.0

■内容紹介
今、保育が危機的な状況に追い込まれている。規制緩和が進み、駅ナカ保育や延長保育などのサービスを推進する企業保育所の増加で便利になる一方で、肝心であるはずの保育の質は低下している。子を持つ親の「親心」はなくなり、秩序を保つ大人たちも減ってしまった。学級崩壊、いじめ、ひきこもり、学力低下、幼児虐待など、日本が抱えている問題の根底は保育教育と行政の施策にある。保育園は決して「親の労働を支える施設」ではない。待機児童解消を大義名分に、親との関わりを軽視した「保育サービス」では、子供たちが「思いやり」を知らない人間に育っていくのだ。現在、八王子で3つの認可保育園を経営する著者が、日本の将来を救うべく企業保育所と保育施策の問題性に正面から切り込み、あるべき保育の姿を説く。

■著者紹介
長田 安司(おさだ やすじ)
1949年東京都八王子市生まれ。中央大学文学部卒。共励第三保育園園長を経て、1999年より共励第一、共励第二、共励第三の3つの保育園を経営する社会福祉法人同志舎理事長。NPO法人親学会副会長。2003年に「保育園のパラドックス」を新聞紙上で発表。2004年には東京都の福祉施策の問題性に切り込んだ「TOKYO福祉改革STEP2 その問題性について」を発表。『親学のすすめ』(共著・モラロジー研究所刊)では、「幼児教育における親の学びとは何か」を担当。また、共励保育園では、「ごっこ遊び」を通した総合保育を開発し、「ソニー幼児教育支援プログラム優良プロジェクト賞」を受賞している。趣味はリコーダー演奏。テレマンの組曲in A minorをフランス・ブリュッヘンのごとくオーケストラのバックで演奏するのが夢である。

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  • カテゴリ
    :
    ビジネス・実用
  • ジャンル
    :
    学術・語学 / 教育
  • 出版社
    :
    幻冬舎ルネッサンス
  • タイトル
    :
    「便利な」保育園が奪う本当はもっと大切なもの
  • タイトルID
    :
    206690
  • ページ数
    :
    276ページ
  • 電子版発売日
    :
    2013年04月26日
  • コンテンツ形式
    :
    EPUB
  • サイズ(目安)
    :
    6MB

閲覧環境

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「便利な」保育園が奪う本当はもっと大切なもの のユーザーレビュー

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    Posted by ブクログ

    子育て支援について、見落としがちだけれど、とても大事なことに気付かせてくれた良書。

    筆者は、保育園の経営者として、現在の、サービス拡充偏重の保育環境整備について警鐘を鳴らしている。

    保育園のサービスは、一体誰のためのものか。
    母親が働くための託児施設であればいいのではない。
    子どもの健全な成長を助ける場であるべきだ。

    三歳児神話といって、幼少時には、母親がそばにいて、愛情と信頼の絆をきちんと築き、それによって反発や反抗を伴う子どもの自立を支えることが大事。
    この深い愛情に支えられた自立心が、他者への興味や社会性を身に付ける根拠となる。

    この愛情の絆が欠けたまま、他の子どもたちと接しても、心の奥に不安を抱えたままなので、どこか壁を作ってしまい、上手く社会性を育むことができない。
    そんな子どもたちを筆者は何人も見てきたそうだ。

    だから、むやみに延長保育や病児保育を整備して、母親と子どもを引き離すのではなく、
    むしろ、育児休業期間を延ばしてその間の手当てを厚くし、一緒にいられる時間を増やすべき、
    そして、そのことが、小学校での学級崩壊などの現在の教育の問題の根源をなくすことにつながるのではないか、と筆者は言う。

    (現在、小学校で起きている学級崩壊は、多分に、就学前に他人への信頼の形成が上手くできなかった子が多いためと考えられるため。)

    何年も子どもたちを見てきたからこそ書ける、具体的な事例が盛りだくさんで、とても説得力があった。
    将来自分が子育てをすることになるときまで、忘れずにいたいと思った。

    0
    2013年07月25日

    Posted by ブクログ

    保育に関する様々なデータや論者について学べます。しかし、3歳児神話の肯定的な議論に関しては、エビデンスが不十分と感じるところもあったので注意が必要かと思います。「働きたい親」「働かざるを得ない親」の声は全く出てこないので、偏った主張のように感じるところもあります。

    0
    2023年11月19日

    Posted by ブクログ

    利用者目線(親)で便利な保育園が増えていて、保育園は親の代わりに子供を育ててくれる場所と認識している未熟な親が増えている。
    便利さを追求し、仕事を優先し子育てを外注したツケは必ず子供の成長に跳ね返ってきて、落ち着きのない子供や不安定な子供が増えることになる。
    それはひいては日本の未来に影響してくることで、政府も行政も親も子育ての本質をもう一度考え直さなければいけない。

    犬猫だって生後50日程度は親から引き離すと凶暴になってしまうので親元に置いておくことという法律がある中で、人間だけ大丈夫なわけがない。
    オランダなどは養育中は父、母2人で1.5人分(12時間)以上の働き方はしないように決めている。(父が8時間なら母は4時間まで。父が6時間、母が6時間まで、など)

    政府も女性の社会進出ばかりを応援するだけでなく、子供を預けて長時間労働しなければ生活していけない現状を見直すべき。

    保育士さんの給与や保育園に対する予算がどんどんカットされていく中で営利目的の保育園も増えていて、子供目線のいい保育所というのは少ない。園庭もなく、人手不足目の行き届かない保育園も多々ある。
    やはり3歳までは親元で愛情を込めて育てることが必要。
    子供が0歳なら、その親も親として0歳。ともに成長することで信頼関係が構築されていく。親が親として成長する大事な機会を極力外注すべきではない。


    保育園に預ける前にこのような本に出会えてよかった。
    やむを得ない事情がない限り安易に3歳未満の子供を預けることはやめようとおもった。

    0
    2019年11月22日

    Posted by ブクログ

    保育園は保護者向けサービスではない!親とともに子どもが育つ場所。

    安易な知識で女性の社会進出は大事で、待機児童ゼロ施策は急務と思っていたけど、もっと親子が向き合える関係が築ける社会を考えて行くべき、と思った。企業のワークライフバランスは心身の健康のためと認識してたけど、家族のあり方について自分なりに考えて、バランシングすべきやね。しかし、会社はそんなことを支援できるだろうか。知的生産、ワーカー、サービスなどの職種特有の働き方、自身のキャリアパス、全てが円滑に行く方法なんてあるのだろうか。難しい問題だろうけど、お金の問題、時間の問題、本人の意識の問題など、問題を切り分けて、少しずつ解決するしかないのですかね〜。

    私はもうすぐ親になります。この本に書かれていた親子の関係を大事にして、もう一度自分の人生観、ワークライフバランスを考えてみようと思います。妻と話し合いながら、少しずつ親として成長して行きたいと思います!

    0
    2014年03月31日

「便利な」保育園が奪う本当はもっと大切なもの の詳細情報

  • カテゴリ
    :
    ビジネス・実用
  • ジャンル
    :
    学術・語学 / 教育
  • 出版社
    :
    幻冬舎ルネッサンス
  • タイトル
    :
    「便利な」保育園が奪う本当はもっと大切なもの
  • タイトルID
    :
    206690
  • ページ数
    :
    276ページ
  • 電子版発売日
    :
    2013年04月26日
  • コンテンツ形式
    :
    EPUB
  • サイズ(目安)
    :
    6MB

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