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Posted by ブクログ
パナソニックの技術者を出発点として、MBA取得後に外資系やコンサルティング会社、IT企業を経て、最近パナソニックの子会社の社長に戻られた。
そんな経緯を知りたくて読みたくて、パナソニックに戻る以前の時点までの内容だが、面白かった。
バリバリの理系の技術者の人が、経営者になるまでのたくさんの苦労談が参考になる。
いわく。
社長の仕事は皿回しのようなもの。
両手に数えきれないほどの皿を回し続ける。
1つの皿に固執すると、別の皿が落としてしまうので、すべての皿の動きを眺めながらバランスよく皿を回していく。
様々なタイプの人と上手に付き合うには何よりも経験がモノを言う。
そのためには、各タイプを類型化し、うまくことが運んだケースを頭の中のデータベースに蓄積しておく。
同じタイプの人と遭遇した場合は、過去の情報を適用するのだ。
人を動かすときには、このデータベースが力を発揮する。
もし、面倒な相手に出会った際には、データベースにない人間と遭遇したのだから対処方法を蓄積するチャンスだ、と思うぐらいの気構えでいい。
⇒この話を聞くと、理系の技術者で人間関係が苦手と思う人ならば、すごく参考になるように思う。
人間関係を良くするためのデータベースを自分で作り出す、ぐらいの気持ちを持つので十分。
たぶん、この方は、最終的には将来のパナソニックのトップに立つ人ではないだろうか。
また、出戻りになるような人を自社に呼び寄せたパナソニックも偉いと思う。
Posted by ブクログ
日本人で有名な経営者と言えば、ソフトバンクの孫正義さんや、ファーストリテイリングの柳井正さんあたりになるのだろうか。
本書を書かれた樋口泰行さんは、前述の方々のような派手さはないが、如何にも日本人らしくコツコツと努力を積み重ね、トップまで上り詰めた日本有数の経営者のお一人だと思う。著書からも、その実直なお人柄がよく表れている。また、ご自身もまだまだ成長しなければならないと感じておられるところに、世間一般の会社員からも親近感がわくように感じられる。
しかし、やはりそんじょそこらの人とはキャリアが大きくかけ離れている。驚くべきは、30代後半からの数々の外資系企業でのご活躍である。お人柄は至って純日本人のようだが、外資系企業で働くなかで、グローバルに活躍できるスキルを獲得された。その手腕を生かして、ダイエーの再生にも白羽の矢が立つことになる。幾度か外資系企業の転職を繰り返し、日本企業のトップとして日本経済の復興にも貢献された稀有な人かと思う。
年齢はどうやっても取り返せないけれども、私も樋口さんのように、とにかく目の前の仕事に真摯に取り組んでいこうと思った。
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