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Posted by ブクログ
藤沢数希著「なぜ投資のプロはサルに負けるのか?」ダイヤモンド社(20006)
*JRAはその馬にいくらかけられているかを見てからオッズを決める≪後出しじゃんけん≫方式であるため彼らは絶対に損をすることはありません。しかも丁半博打のテラ銭が実質5%なのに、その5倍の25%も強欲にもっていっているというのが現在のJRAです。
*一方で宝くじの還元率は、無慈悲なJRAが開催する競馬より断然悪くて40-50%です。つまり、宝くじを買う方からすれば期待値ではかけた金額の半分も戻ってこないのです。
*生命保険では、保険会社がひとの死ぬ確率を過去のデータなどから統計的に推定して、保険会社のもうけを引いたあとに、運悪く脂肪した人に一定の保険金が支払われるようになっています。よって、生命保険の商品としての良し悪しといのは、いくらのお金を集めて、そのうち保険金としていくら支払われる見込みなのか、つまり還元率がわかれば判断できます。この数字さえわかれば保険会社がどれだけ保険加入者からぶんどっているかが一目瞭然だからです。ところが、生命保険のパンフレットには、商品の良し悪しを一目で判断できるこの還元率がどこにも記載されていません。むしろ最大の努力で隠しています。真だときに保険が支払われる死亡保険のように単純な仕組みでは、毎月の保険料と脂肪した場合の保険金を保険会社各社の商品別に比較すれば、どこの会社がどれだけふんだくっているか一目瞭然になります。しかし、それでは商売ができないので、保険会社は複雑な商品設計にして簡単には他社の商品とは比較出来ないように工夫をしています。保険商品の設計では、加入者が不利な取引をしていることに気付かせないようにどうデザインするかが勝負、そんな世界が従来の一般的な生命保険業界です。
*市場原理を18世紀のアダムスミスは『神の見えざる手』と表現しました。人々が自らの利益のために自由な市場の中で競争すれば、結果的に社会全体が豊かになっていくという考え方の正しさは、今も全く変わっていません。市場原理は、全員に競争をしいる弱肉強食的な面もありますが、結果的にはひとにとって持っても優しい仕組みです。なぜならば市場元気のもとでの競争というのは『他者に必要なものを提供して、どれだけ他者を幸せにできるか』という競争だからです。
*市場インデックスどおりのパフォーマンスをあげるにはインデックスとそっくりに証券を保有するインデックスファンドという金融商品を購入すれば誰でも簡単にできます。現代ポートフォリオ理論によれば最も効率的な投資法というのは、インデックスファンドをなるべく安い手数料と運用報酬で購入してあとは何もしないで寝ればいいということだったのです。理由は1つに、市場はかなり効率的、2つにインデックスファンドの手数料や信託報酬などのコストはアクティブファンドに比べて安い。3つに買って後はほおっておけばよいので自分の時間をつかわずにすむ。
*ファイナンスの教授はいつも学生に次のような質問をされることを極度に恐れているのです。『先生はそんなに金融や経済の「ことを良く知っているのにどうしてお金持ちでないのですか?」 お金の専門家が実は貧乏というのは、ナンパセミナーの講師が実際には小心者で女の子に声をかける事ができないようなものだからです。効率的市場仮説が正しいとするならば自分たち学者よりはるかにお金持ちになったウォール街のトレーダーは決して自分達よりより頭がよかったのではなく、たまたま運が良かったからにほかならないのです。
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