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Posted by ブクログ
教科書チックな本ではない(例えば用語が太字になっているなど)が経済の入門書としてはかなりの良本であると思えた.
各種経済指標の間に成り立つロジックや原理などについて分かりやすく解説してある.たまに数式の変形等も出てくるが読み飛ばしても特に問題ないだろう.特にリーマンショックや日本が長年陥っているデフレなどをはじめ具体的な過去の事例に触れつつ,発端となった経済政策や影響の波及について解説している部分は分かりやすく読んでいておもしろい.また最後の章では日本が行うべき経済政策について筆者の意見を述べている.
これ一冊読むだけで新聞やニュースの内容がチンプンカンプンという人もとっかかりがつかめそう.
Posted by ブクログ
Twitterやメルマガで現在でも精力的に発信を続ける、藤沢数希氏の著書。
どうも経済学に苦手意識があったので、Twitter上で認知していた氏の本を手に取ってみた次第。
基本的に氏は完全なる資本主義経済の信奉者であり、それに対して「代案はありません」とさえ述べる。その具体的な主張は最終章(第5章)に述べられており、自分としては態度を決めかねる極端な思想であった。ただ、読み進める中で、自分としても「基本路線は小さな政府と市場原理」という形では納得。その上で、それをどこまで基本に忠実に実行し、どこから政府の介入・規制等を行うべきなのか、そのバランス感覚の醸成して私見として持つことが、今後の課題であると認識した。
なお、最終章以外(特に第2章〜第4章)は基本的な経済学の知識を平易に解説しており、所々クセはあるものの、とても分かりやすいと感じた。これらの部分は、マクロ経済学の初心者にもお勧めできる。
Posted by ブクログ
1.経済学を実体経済に活かすためにはどのように世界を見ていけばいいのかを考える
2.既得権益を徹底し、資本主義に徹してフェアな市場を作りましょう、というのがこの本の言いたいことです。
日本は既得権益が特に強い国なので安定した経済成長ができません。そこで、解決策として資本主義が出てくるのですが、キーワードは、資本主義の徹底、雇用の流動化を促進、教育の更新です。今までと同じような生活ないし教育しか受けてないようだとこれからの時代に対応できません。実際に、大学の経済学は現実とかけ離れた部分が多かったり、海外の現場を知らない人が英語教師になったりしているため、間違えた教育を施しています。
このようなことが起きないよう、自分自身で経済学を身につけて、自分でグローバル社会を生きる力をつけることが大事です。そのための世界の見方として学ぶことができる1冊です。
3.資本主義が大切なのは理解してます。例えば、使えない社員をクビにして新しい社員を雇ったり、官僚の既得権益を徹底することも必須なのですが、日本では実施されないなと思ったのが感想です。人間が合理的に動かないのは行動経済学でも示されているので、中々難しい問題です。特に変化を嫌いやすく、効率をあまり重視しない日本ではなおさらです。
私自身、経済学を学びましたが、全てが適用できると思ってません。人は合理的に動かないということを常に考えているので、経済学って本当に使える学問なのか?と思うこともしばしばあります。また、行きすぎた資本主義は、韓国や中国のような結果をもたらします。富裕層に稼いでもらってそれを再分配するのが原則ですが、できてないのが現実です。
資本主義を取り入れて既得権益を徹底すること、現実に活かせる教育を施すことに関しては賛成でしたが、資本主義に任せましょうというのはいささか楽観的だと思いました。
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