・下手に勝つくらいなら上手に負けろ。名将と言われる人物は申し合わせたように「負け方」に心を砕いている。
勝つことばかり知りて、負くることを知らざれば害その身にいたる by 徳川家康
上手に負けるとは、次につながる負け方をすること。負けた悔しさよりも、納得が先にくるようなら上手に負けている。勝負をしていて、「負けるな」と思ったら、こういう負け方に切り替えるべき。
・成功体験は人も聞きたがり、自分も話したいから、広く伝播するが、ほとんどの成功体験は、美しい物語に変質している。人間には物語をつくる能力があるから、離すたびに脚色されて、いつの間にか別のものになってしまう。したがって成功体験からまなぶには、常にバイアスのかかっていることを織り込んで接する必要がある。成功体験になんて縛られるな。経験は大切だが、こだわりすぎてはいけない。そうでないと足を引っ張られる。
「人間が賢くなるのは、経験によるのではなく、経験に対処する能力に応じてである
by バーナードショー