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デフレ下で進行する歴史的な債券バブルと商品相場の異常な上昇。この2つが時限爆弾となり、リーマン・ショックを超える経済破綻が世界を襲う。そのとき日本国債はどうなるのか?日本売りを狙うヘッジファンドと欧米投資家の思惑とは?経済予測の超プロが、日米欧の経済トレンドをもとに2011年の世界と日本を読む。
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Posted by ブクログ
世界はこれからどうなるのか? 日本人はどう対処すべきか? リーマン・ショックを的中させた経済予測の超プロが 半歩先の未来を裏読みするという本書は今金融の世界の裏側で何が起こっているのかを白日の下に晒します。 先日読んだ筆者の本が面白かったので、その前に出版されていたこの本も読んでみることにいたし...続きを読むました。この記事を書いている段階では2011年も終わりに差し掛かってきておりますが、ここに書かれていることが、おおよその形でマーケットの世界に『正しく』起こっていたなとその思いで最後のページを閉じました。デフレデフレと騒がれていても、世界的にはもうインフレのトレンドになっている、ということや、ギリシャ危機に対して、あの国の動向で右往左往する隙間を縫って、ヘッジファンドが天文学的な利益を現在もたたき出している、という一般庶民の感覚からすれば『別世界の』出来事が現在でも起こっているのだということを改めて感じさせてくれました。 この本ではデリバティブ市場が『リーマン・ショック』以降も実に6京円というけた違いの規模で運用されていることや、日本の市場が先物主導でお壊れており、そのほとんどは外国人投資家に握られている、という現実。そのほかにも『儲け話』にまつわるどろどろとした『裏事情』を明かしてくれ、読み応えのある本でございました。2012年はどうなるのかは現在わかりませんが、少なくとも恐ろしいことにはなって欲しくないなと、僕には祈ることしかできません。
国債バブルがはじけて、ハイパーインフレになる。円の価値はなくなる時代に突入という話。 リアリティがあり怖くはあるが、悲観論にすぎる気はする。
* リーマンショック以降、日米欧の先進国では、成長するどころか景気後退の懸念が強まっています。そうした中で世間の注目を一身に浴びているのが中央銀行の政策です。要するに金融緩和ということで資金をジャブジャブ市場に供給しているわけです。日銀でいえば、円紙幣を刷りまくって日本国債を購入する、ま...続きを読むたは、為替介入をしてドルを買って円を放出しているということです。円の供給量をふやして円安を起そうというわけです。 * 自国通貨安政策を世界中が今、競って行っています。どこの国も輸出で景気を上向かせようとしていますから、この争いが止まらないわけです。まさに「通貨安戦争」が起こっています。 * 円安といっても日本国債の暴落からもたらされる円安は恐怖です。なぜならこれはハイパーインフレであり、通過の価値がなくなってしまうためです。トヨタやキャノンのような輸出企業でも、価格が倍になってしまうので同じ事です。 * 人々の株離れが進んでいますが、その結果もたらされているのは債権バブルです。これはリーマンショックによる株は怖いというアレルギーの裏返しです。リスクなどないかのような低金利が提示され、その債権が飛ぶように売れているのです。株から債権に巨額のマネーが流れ続けているのです。 * 株の暴落は紙幣を印刷すればとめる事ができますが(これをリーマンショックの後世界で行ったわけです)、債権の暴落(金利上昇)、いわゆるインフレは1度火がついたら止まりません。※金利が上昇するとインフレが起こりやすくなります。 * 有り余った資金を今、金融機関はもてあましています。企業は業績が改善したもののこれからの経済に強気になれず設備投資に打って出る事ができません。また、買収という手段にも踏み切れません。それが銀行に預金としてプールされ、預金が増えていく一方であるのに肝心の貸出先がない状態で銀行に余剰資金がたまっています。結局行き着くところは国債の買い付けになります。 * 日本の累積債務は1000兆円です。そして、日本国債の水準はもう長くは保たないと考えます。理由として最大の買い手である公的年金が売り手に変わります。年金財政が苦しくなり公的年金の国債が売られました。また、日本国債は95%が日本人保有です。海外の投資家が損失を被る事がないため、ガイシが虎視眈々と日本国債の空売り時期を狙っています。 * 日銀が、市場の予想をはるかに上回る金融緩和策を行いました。①ゼロ金利、②時間軸を設定し、消費者物価の上昇率が1%になるまでゼロ金利の解除はない。③ファンドをつくって資産を買い付けるという事です。つまり、市場で株式を買い付けるという事です。 * かつては、ソニーとパナソニック、トヨタとホンダというように企業同士が世界で競争し、御互いに切磋琢磨しながら発展してくという形でした。しかし、今は時代が変わり、国家の力をフルに活用して国際競争の勝者となれるか否かが、その国や企業の衰退を決めています。リーマンショック後、中国がいち早く経済の建て直しに成功できたのも、その国家主義的な政策決定のスピード感と統一感があったためです。 * ユーロの構造問題こそが危機の元凶です。通常はその国の中央銀行が、経済成長をコントロールできます。しかし、ユーロ圏では、ECBが統一した金融政策を行うため、加盟16カ国それぞれの状況にマッチしないケースも生じます。アイルランドはまさにそうでした。高成長の国にとっては低すぎる、低成長の国にとっては高すぎる金利となってしまうのです。アイルランドは高い成長にもかかわらず金利が低すぎたのです。そのため、身の丈以上の経済・投資活動を行ってきました。 * 景気の低迷からいかに抜け出すかといえば経済政策しかありません、経済政策というのは2つしかなくて、①財政政策、②金融政策です。①の財政政策は、減税と公共投資になります。②金融政策は中央銀行が行う金利の上げ下げでと量的緩和です。つまり、中央銀行が民間の銀行に資金を供給するのです。
前半3分の1と後半3分の1が読み応えあり。 こういう本は、この手のパターンが多い。 朝倉慶さんは、船井総研を後ろ盾にした経済評論家。 リーマンショック前の予想はなかなか鋭かった。さて、今回は・・・。
今の経済システムは、ねずみ講の末期。金融が実体経済5000兆円の四倍、デリバティブが十二倍に膨らんだのは、ねずみ講が大きくなるしか続かないから! このシステムの崩壊が顕在化するのが2011年であり、ハイパーインフレに近い状態が世界でおこる可能性がある。
デフレ、デフレと喧しくその脱却が叫ばれている。本書は、世界中で行われている金融緩和による金余り、そして巨大な人口を抱える新興国の経済発展に伴う資源不足により、黙っていてもハイパーインフレ時代がやってくることを予告する。不景気は変わらず給料も増えない中、資源の奪い合いによる必需品だけが値上がりする恐怖...続きを読むのインフレがやってくるのである。インフレにより金利が5%になれば1000兆円もの借金を抱える日本は金利の支払いだけで50兆円ということになり、税収37兆円の事実に鑑みれば、あっという間の破綻は必至である。にもかかわらずアメリカは紙幣を増刷し日本は限りなく国債を発行している。世界中が紙幣を増刷し、その場凌ぎに終始している。これまで人類が経験したことのない株の暴落よりはるかに恐ろしい債権の大暴落時代が刻一刻と迫ってきている。金を買うのは今である。
CDSをはじめデリバティブでやりたい放題をして金融危機が発生、危機を押さえ込むため各国の政府中銀はあらゆる支援を実施。結果的に債務を膨らませた各国はソブリン危機に直面。現在、市場は小康を保っているが、まだまだ隠されている金融上の問題があり、いつか突然牙を向く。ただ、これまでのところ経済の先行きが見え...続きを読むない中で債券に資金が流れ続けている。一方、新興国は順調な成長で生活レベルが上昇、新興国に引っ張られる形で株価はグローバルに上昇、出遅れている日本株も2011年には上昇。ただ、世界的に金属・農産物が不足し、価格が上昇、2011年には日本でも生活必需品の値段が上昇するだろう。インフレがソブリン危機に結びつくと・・・。PIMCOは債券から株式等へシフトしようとしている。日本国債を買い支える構図にも変化が生じている。大混乱がやってくる。
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朝倉慶
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