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Posted by ブクログ 2011年11月27日
「ぎりぎり」「ぐずぐず」などなどオノマトペ(擬態語)を、九鬼周造やメルロ・ポンティ、川田順造などの引用を交え、様々な視点から分析したもの。
しかしながら、時おり駄洒落も挟みながらアレコレと語る様は、いっそのことエッセイとして楽しむべきかもしれない。
語に対するフェティッシュな感性にグッときつつ...続きを読む
Posted by ブクログ 2012年06月17日
オノマトペは、擬音語と擬態語の総称であるが、ここでは擬態語をめぐって、多くの文献の記述も参照しつつ、多面的な洞察を行っている。
擬態語には、単なる「自己感覚による抽象化」を越えて、自分自身を突き放してみる「自己疎隔化」という意味での<批評>と「けなし」というかたちでの<否定>とが、結びついている...続きを読む
Posted by ブクログ 2022年10月23日
-2011.12.28記-
へとへとに、へへなへなに、ぼろぼろに、よれよれに、よぼよぼに、…なる。
ねちねち、ちくちく、おずおず、がんがん、だらだら…やる。 わなわな、ぞくぞく、ずきずき、いちゃいちゃ、そわそわ、うろうろ、にたにた、…する。
もじもじ、いらいら、じりじり、ひりひり、もたもた...続きを読む
Posted by ブクログ 2012年07月24日
哲学者鷲田清一による、まじめなオノマトペ考察。つまり、日本語に顕著な擬音語、擬態語、擬声語のお話。これも山崎努著「柔らかな犀の角」の中で紹介されていたい一冊。オノマトペには独特の「豊かさ」があると、ひとつひとつ言葉を取り上げて解説していくが、言語学的というより、随筆、エッセイ的に、その言葉を端緒にい...続きを読む
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