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真面目な青年のドッペルゲンガーが、悪さをしながら面白おかしく暮らす話。ふと気がつくと、飼い猫がソファの隣で背もたれに寄りかかって足を組んでテレビを見ていた! しかも飼い主の女性は妊娠に気がつき……等々、十二編のゆるやかにリンクする物語集。我々が生きている現実世界はどれほど確実なものなのか……? ウィットブレッド賞受賞作家が読者を時空の歪みに誘う、野心的で遊び心に満ちた、奇妙な味わいの作品集。
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Posted by ブクログ
皮肉の混じった現実の世界に、神話的な、あるいはSF的な非日常が入り込む。 関係のないようなそれぞれの短編は少しずつクロスしている。 一冊の本として巧みな構成となっていて、面白かった。
可愛がっていた飼い猫が大きくなっていき、気がつくと、ソファの隣で背もたれに寄りかかって足を組んでテレビを見ている!そして…という「猫の愛人」、真面目な青年と、悪さをしながら面白おかしく暮らす彼のドッペルゲンガーの物語「ドッペルゲンガー」、事故で死んだ女性が、死後もこの世にとどまって残された家族たちを...続きを読む見守ることになる「時空の亀裂」等々、十二篇のゆるやかに連関した物語。千夜一夜物語のような、それでいて現実世界の不確実性を垣間見せてくれる、ウィットブレッド賞受賞作家によるきわめて現代的で味わい深い短篇集。
かなり好きな世界。 千夜一夜物語のような現実と幻想がまじりあった世界は、そのブレンド加減の好みが人によって違うと思うのだけれど、ワタシにはこの小説の世界は絶妙。 最初の「シャーリーンとトゥルーディのお買い物」がシュールで笑える。 かといって、この作者の長編は読めないだろうなとも思う。ぷっつりと...続きを読む結末が切れることの面白さを感じるから。
短編集といっても、ただ短編を集めたのではなく、かなり巧みに構成されている。どれもシニカルでブラックだけれど、胸をうつところもあり、素晴らしかった!幼い子どものいじらしさから思春期の子の手に負えない様子、独り立ちした子の勝手さなど、すごくよく書けていて、母親の気持も子供の気持ちも痛いほど伝わってきた。...続きを読む好き嫌いが分かれそうで誰にでもお勧めってわけにはいかないが、ジュディ・バドニッツなんかが好きな人には合っていると思う。 表紙の絵にもなっている「猫の愛人」、「魚のトンネル」「大いなる無駄」など、繰り返し読みたくなる。
うっすらと登場人物が重なり合って一つの世界を作る短編集。どの短編も少し不思議な、幻想的な世界と繋がっている。また短編によって手触りが少しずつ違う。最初の短編は、まさしく世界の終わりのような日々の中でひたすら商品名が列挙される。妻を失った話は叙情的だし、いかにも十代な会話とモノローグ形式で進む短編もあ...続きを読むる。 シッターと有名人の不憫な息子の二人旅の話、認知されなかった大富豪の息子が、その家を訪ねた時の辛い思い出の回想の話が良かった。
「そもそも我々が現実とみなしているこの世界だけが、 唯一無二の現実なのだろうか」 訳者あとがきにある作者の問い掛け、と云うこの一文に 凝縮されているのではないでしょうか。 12編からなる短編集なのですが、 どれも少しずつ関連したお話になっています。 最初と最後の2つのお話だけが、 ある世界の現実とし...続きを読むたらそれは悲劇の様ですが。 そしてシャーリーンとトゥルーディの寝物語とした処から、 千一夜物語の様、という書評に繋がるのでしょう。 それは置いておいて。 少しずつ絡む世界と人物を1つずつ探して楽しむもよし。 世界が何処で繋がっているかに思いを馳せるもよし。 個人的には「テロメア」「予期せぬ旅」 「猫の愛人」「忘れ形見」がお気に入りです。 表紙とタイトルに惹かれて手に取った一冊でしたが、 自分的にはかなりアタリの一冊でした。
なんだろう、なんか好き。アイルランドの空気と、滅びの気配と、やりきれなさ、諦め、ほのかな明るさ。いつもの世界が少しずれてしまって、それもありかと笑ってしまうような感覚。
それぞれの話が関わりを持ちながら展開する短編集。 この主人公は前の作品に端役で出ていたはず、と振り返りながら読んだり、楽しめます。 でも最初の作品だけはどこか違和感を感じながら読み進めていくと、、、 ああ、こういう話だったのかと最後の話を読んでタメ息。 ケイト・アトキンソン、上手いなあ。
――世界が終わるわけではなく タイトルに惹かれて購入。すばらしい世界観。 毎日をひたすら生きてみたりちょっと息抜きしてみたりときに逃げたくなったりこもりたくなったりそんな日常を私たちがもし、ありのまま受け入れたなら。 舌にのせるとさながら美しく光り輝くドロップはたまた宝石のような美しい言葉たちに...続きを読む魅了される、ありそうでなく、なさそうである、現実それとも夢なのか、そんな細長い境界線の上を驚くほど華麗にバランスをとりながら読者を惹きこみ魅了する、ナンセンスコメディもしくはナンセンスメルヘン。くせになるちょっとたまらない本でした。
12 の作品からなる短編集。 各編のゆるいリンク、不安定感?、不確実性?が、 ちょっとタマラナイです。
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世界が終わるわけではなく
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ケイト・アトキンソン
青木純子
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