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7月の人事異動を経て、新メンバーも加わった京橋中央税務署を揺るがす大事件が発生した。あの――悪質な滞納者から隠し財産を差し押さえまくり、顔がハスキー犬のように怖くて、“京橋中央署の死に神”と恐れられる、特別国税徴収官(略してトッカン)――鏡が、担当の滞納者を恫喝して自殺に追い込んだとして、遺族に訴えられるかもしれないのだ。しかも原告の背後には、税務署の天敵・勤労商工会がついているという。勤商の弁護士・吹雪敦は、正義の名のもと、ぐー子たちをあからさまに挑発。鬼上司のピンチにぐー子(トッカン付き徴収官)は真相究明に立ち上がる。しかし当の鏡は何もするなといつになく消極的。ぐー子自身も計画倒産に関する別の案件でにわかに忙しくなり、八方ふさがりのところへ、思わぬ助っ人――鏡の過去を知る人物が現われた……!
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Posted by ブクログ
続編ともいうべき本作は新しいキャラクターが登場しつつ、更にパワーアップした税務署エンタメ作品でした。悪質な滞納者の裏側にも様々な人生模様があったり、彼らを利用しようとする勤労商工会の弁護士がいたり、はたまたメンタルが破壊されている同僚がいて、その同僚の夫が職場に訪ねてきて鏡特官を刺してしまうという衝撃的な展開、そして、税務署を舞台にしつつ、ぐー子とその周り先輩や同僚、友人の相沢芽夢とのやり取りが散りばめられて、ぐー子の生き方も丁寧に描かれています。何より感動したのはぐー子と父がぐー子の母の墓で久しぶりの再会を果たした場面です。やっぱり親子の絆は固いし、打ち解けられてよかったと思いました。
本作のテーマは物語の至るところで語られる「体裁」だと思いました。
みんなそれぞれの体裁があり、身に纏って必死に生きている、共感せずにはいられませんでした。
Posted by ブクログ
結構、緊張感があって、面白かった。
税務署の特別徴収官カガミの恫喝で、それを苦にして
食堂の主人が首吊り自殺をした。
それで、カガミを訴えると 国家賠償請求となる。
カガミは、出張ばかりして、よくわからない。
カガミの高校の友人 イタリア人のような弁護士。熊のような里見。
カガミをボランティアで助けようとするのだ。
カガミの部下である ぐー子は、なんとかカガミを助けようとするのだが。
自殺した主人は、勤労商工会の顧問弁護士 チワワ。
チワワは、鋭く追及する。勤労商工会は、その問題を追及する。
ぐー子は、少しづつ、自立するのである。
計画倒産の会社の粉飾を暴くのだ。
隙間を見つけることが、必要なのだ。
ぐー子は、そのポジショニングを見つけようとする。
人は、体裁を作る。そのことが、ぐー子には、分かるようになるのだった。
それにしても、カガミは、主人の自殺の原因ではなかった。
自殺の原因だとすると、結構面白い展開になったのに。
Posted by ブクログ
面白かった。
体裁の恐ろしさ、なんか結構わかるな。取り繕いがいつかとれなくなって自分もそれを信じてだんだん方向間違えるのって。
錨さんのは、なんだか考えさせられるエピソードだった。私は女でバリバリ働きたいけど、やっぱ子供を産むとなったときにどうしても働けなくて、その後もいろいろ制限があるのってなんだかなぁ、って思うけど、働けなくなった奥さんをささえるダンナさんもいろいろ逃げ場がなくてなんだかなぁ、なんだろうなぁ、と。
彼女のダンナはまじクズだなぁ、と思うけど、逆の女性も世の中にはいるはずで、その人たちは何も言われないんだろうな、と思って少し考えさせられた。
続きもよまなきゃ!
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