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Posted by ブクログ 2021年10月11日
3冊目の恒川光太郎作品に選んだ一冊。
今回もとっても素敵だった…!
まるで古くから語り継がれてきたおとぎ話を、大切にひっそりと読み聞かせてもらっているみたい。
とある南の島に来た東洋人の少年タカシと、彼を見守る不思議な女性のユナ。彼らを軸にして時代も空間もあっという間に飛び越えては縦横無尽につない...続きを読む
Posted by ブクログ 2021年05月23日
連作短編であるが短編間に深い繋がりはなく、著者の「草祭」のような作品が好きな方にはおすすめである。とある島で起きた時空を超えた幻想的な物語が様々な人物の語り口で展開される。最初の短編を読んだ際、今作は微妙かもしれないと感じたがそれは杞憂だった。全ての短編を読み終えた時に最初の短編を読み返すと変な笑い...続きを読む
Posted by ブクログ 2015年09月26日
一家心中しようとしていた家族
その息子タカシが一人の女性に
助けられ、連れて行かれた島
#トロンバス島 で
繰り広げられる短編7作品
.
.
それぞれ違う人物からの
違う時代違う視点の
話だけど、どこかで繋がっている
.
小さな島の
長い旅の終わりを飾る
”夜の果樹園”は
読んでいて、ハッ!とする
...続きを読む
Posted by ブクログ 2014年06月30日
この本を読んで、ホラー文庫は順番に読んできてよかったと思った。ちょっとしたところに前作と繋がってる部分があったので・・・。(本当にちょっとしたところなので順番に読んでいなくても影響はでないですが)
スーの幼少期を書いた「紫苑樹の木」が好きです。それぞれの登場人物に個性があり面白いです。相変わらずパ...続きを読む
Posted by ブクログ 2023年07月15日
☆4.0
ゆるくつながる七編が収録されている。
語り口は淡々としているが、そこには確かに叙情が滲む。
南国の架空の島、トロンバス島が主に舞台となっているが、いつの間にか現実との境界を越えてあちらへ行ってしまいそうになる気持ちを体験した。
「南の子供が夜いくところ」
一家心中による死を迎えようとし...続きを読む
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