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カンザスの大平原のまんなかから大竜巻で家ごと見知らぬ土地に飛ばされたドロシー。ヘンリーおじさんとエムおばさんが待つ故郷へ戻りたい一心で、どんな願いも叶えてくれるという偉大なる魔法使いオズに逢いにエメラルドの街を目指す。頭にわらの入ったかかし、心臓がないブリキの木こり、勇気がほしいライオン。仲間とともに困難を乗り越える一行の願いは叶えられるのか? 柴田元幸の新訳による不朽の冒険ファンタジー!
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Posted by ブクログ
オズのライオンに言ったか『あなたに足りないのは自信です。』と言うセリフは自分に向けられたメッセージのように感じました。
自身の短所は、実は長所でもある。 短所と思う理由は、自身が求める基準が非常に高いから。 劣等感こそが成長を促すエネルギー。 そんなことを教えてくれます。
もうすぐ3回目のウィキッドを観に行くので、今度は角川で再読。 改めてよむと、自分には足りないものを求めてオズに向かった彼らには実は脳味噌も心も勇気も最初からたっぷりもっていたな、と。要は自らをきちんと見つめ気付くことが出来るかどうか?そして、信じる人の言葉行動というのは予想以上に大きな力を持つという...続きを読むこと。
冒険としてはどれも呆気ない。しかし、オズの正体がバレる場面、旅をする意味については、十分すぎる示唆がある。
子供の頃に、ビデオで映像化されたものを見てた記憶があって懐かしい。ストーリーはほぼ忘れていたけど、作者の「ただ子どもたちが楽しめる作品を」という思いの通りの楽しい物語でした。オズの魔法使いの正体にちょっとした驚きもあってよかった。
実は、ストーリー知らず。30過ぎてはじめて読んだ。 弱いのに強いライオンに、心がないのに心優しい木こり、脳みそがないのに賢いカカシ。 古典は、やっぱり残るだけの魅力があるから、後世に残っていくんだな、と。
わかりやすいテーマを持ち、終始明るい雰囲気で進む物語であった。 設定の良い意味での不徹底さと大人子供をはじめとした境界の曖昧さから、考えるとはどういうことか、また心とはなんなのかといった疑問を説教がましい形でなく伝えている、まさに現代のおとぎばなし「ふしぎなおはなし」であると感じられる。 それでい...続きを読むて、覚えておきたいような言葉や小気味良いフレーズも数多く登場する。
古典。長い時を経てもなお読まれてる作品にはそれだけの含蓄がありますね。 様々なテクニックが凝らされた昨今の小説のような面白さはもちろんないけども、キャラクターから滲み出る人柄、ユーモアと皮肉、不思議な世界観などなど。面白かった。
映画を観て、再読したくなった。 この作品がとても大好きだった時期があった。 久しぶりに読んで、記憶が薄れていた部分が多くて驚いた。 こんなにあっさり物語が進んだっけ? という思いになった。 ドロシーとかかし、ブリキのきこり、ライン、犬のトトの仲間たちがちぐはなのにお互いを認め合って旅をするのは、...続きを読むやはり微笑ましい。
カンザスの大平原のまんなかから大竜巻で家ごと見知らぬ土地に飛ばされたドロシー。ヘンリーおじさんとエムおばさんが待つ故郷へ戻りたい一心で、どんな願いも叶えてくれるという偉大なる魔法使いオズに逢いにエメラルドの街を目指す。頭にわらの入ったかかし、心臓がないブリキの木こり、勇気がほしいライオン。仲間ととも...続きを読むに困難を乗り越える一行の願いは叶えられるのか? 『オズ はじまりの戦い』を観ようか迷って、とりあえず復習がてら新訳版を読み返しました。なんていうか、すごく童話らしい童話だと思うのに、どこか童話らしくない、不思議な話だと思います。主人公たちは目的のために何でもやっつけちゃうんだけど、実は最後に求めるものはオズからもらえない。すでに彼らは脳みそ、心、勇気を持っているから。ドロシーの願いだけは魔法が出てくるけど、それ以外はみんなそれぞれ旅の中で得ているんですよね。目に見えないものについて考える良書だと思います。しかしオズの魔法使いってシリーズ化してたんだ、知らなかった・・・。
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