お江戸日本は世界最高のワンダーランド

お江戸日本は世界最高のワンダーランド

ビジネス・実用
921円 (税込)

4pt

3.3

超高齢化で生涯現役社会を実現、リサイクル都市を築いて優れた省エネ生活を送り、そして、庶民は文化に豪奢な贅沢をし、人間として豊かな暮らしを楽しむ。江戸時代の日本人は、私たち、いや、世界の今後のモデルです。明治維新後歪められた「良さ」「豊かさ」を人気の経済評論家が、その独自の視点で徹底分析。歴史家とはちがった観点からたどり着いた江戸社会の実像は、極めて合理的で豊穣な世界。やっぱり、日本人は偉かった!

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  • カテゴリ
    :
    ビジネス・実用
  • ジャンル
    :
    ビジネス・経済 / 経済
  • 出版社
    :
    講談社
  • 掲載誌・レーベル
    :
    講談社+α新書
  • タイトル
    :
    お江戸日本は世界最高のワンダーランド
  • タイトルID
    :
    204661
  • ページ数
    :
    192ページ
  • 電子版発売日
    :
    2013年04月05日
  • コンテンツ形式
    :
    EPUB
  • サイズ(目安)
    :
    1MB

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お江戸日本は世界最高のワンダーランド のユーザーレビュー

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    Posted by ブクログ

    この本は年末(2017)大掃除で部屋の隅っこに、読みかけ本として発掘されたものです。殆ど読み終えていたので、最後まで読み通しました。この本の著者である、増田氏の本は今まで何冊か読んできて面白かったので、この本も私の期待に応えてくれました。

    以下は気になったポイントです。

    ・世界最先端を行く高齢化社会を築いた江戸時代の日本の庶民は、同時に徹底してモノを大切に使いこなすライフスタイルを作り上げた。その一方で、同じ江戸の庶民たちが、人間関係には豪勢な散財を競い合った、この落差がなんともすさまじい(p5)

    ・高い地位で仕事をしたいと思う者は、ある程度の年になったら奏者番という高級官僚への登竜門のような仕事についていないとむずかしい(p13)

    ・江戸時代の警察機構は極端に規模が小さく、たいていのことは地域住民の自警団組織に権限を委譲していた、武家町の自警団の詰め所は辻番、町人町の詰め所は、自身番(派出所)、木戸番(駐在所)と呼ばれていた(p17)

    ・一都三県で約3560万人の居住人口を擁する東京圏は人口だけで見れば世界最大でないかもしれないが、居住人口x平均所得では世界一豊かな大都市圏である、ジャカルタ・メキシコシティ・ムンバイと比較して。鉄道が発達していてエネルギー効率が高い(p19)

    ・1)江戸という資源循環型で環境に対する負荷の小さい高密大都市を育てたこと、2)徳川幕藩体制を通じて窮乏化し続けた武士たちという、世界史を眺めても類例のない特異な支配階級を持っていたこと、が世界一豊かで環境負荷の少ない高密大都市として東京を支え続けるだろう(p20)

    ・歴史始まって以来、日本の経済の中心はつねに関西にあった、江戸が成功するまで、関東の経済力が関西を凌駕したことは一度もなかった(p26)

    ・江戸の災害対策は、地震や火事の際に後腐れなく完全に燃え尽きてしまい、破壊消防もやりやすく、ほぼ無尽蔵に再生できる、木・紙・泥を主な材料とする平屋や二階建てばかりの家屋を建てることであった、燃えた後の復興はスピーディにできた(p29)

    ・江戸時代の庶民の大半は、人を説得する言葉を身に着けて支配階級にもぐりこんだところで、今よりたいして良い暮らしができるわけではない、一方気苦労のほうは、今の何倍にもなるだろう、という極めて経済合理性の高い判断を下した、これが明治維新以降も日本にしっかりとした知識人階級が育たなかった最大の理由であろう(p34)

    ・土壌が柔らかく穀物栽培に畜力を利用した深い耕起を必要としなかった日本では、馬の利用は軍事と運搬目的に限定され、馬は土壌の掘り起こしにはほとんど使われず、日本では去勢技術も普及しなかった、従って四足動物を家畜として飼育する習慣、食べる習慣も定着しなかった(p44)

    ・物理的に胃を膨らますことなく満腹感を得られることができるのは、1)砂糖、2)油脂類、3)和食の出汁(p50)

    ・国民全体が、和洋中華エスニック、さまざまな料理を食べている日本人は例外的な存在である。欧米文明は、カロリー過剰摂取で中下層の人たちが短命化し続けるところから没落していきそうな気がする、食文化から見ると欧米が没落、中国を除く東アジアが興隆するというのが妥当な筋書きだろう(p65、66)

    ・司法関係の任務に配置された、与力・同心といった侍が、個人的にこれと見込んだ町人を「岡っ引き」と呼ばれる手先に使っていた。岡っ引きの「岡」というのは、本来の場所ではない場所という意味、岡目八目の「岡」も同じ、岡っ引きは、地回りのやくざの親分クラス、岡っ引きの手先の「下っ引き」は、過去に収監された犯罪者で密告癖のある練習が選ばれることが多かった(p79)

    ・天明7年(1787)に15歳で将軍について、天保8年(1837)、65歳で息子に家督を譲って隠居するまで、数十名の妻妾、公認だけで合わせて54人の子女を生ませた、第11代将軍家斉は、将軍在位期間としては、第二位の8代将軍吉宗21年に大差をつけた50年である(p121)

    ・日本の銀価格が国際相場よりも大幅に高かったので、海外から銀を持ち込んで金に替えて持ち出す取引が激増した、幕府は銀価格を下げることで国際相場とするあわせようとしたが、欧米列強が自国の銀貨の購買力が下がると反対したので、金価格を引き上げて国際相場とすり合わせる方針にして、金流出を約半年で収束させた(p132)

    ・大間産のマグロはほかにも三本セリにかけられていたが、キロ当たり2.8-4.3万円という常識的な価格で収まっていた、1本目のキロ70万円と比較して(p158)

    ・5つか6つやっている習い事全部持ち出しではなく、そのうち一つではお金が入ってくると良い。お金をいただいて他人に教えるということは、きちんと教えなければならないという責任感も出てくる(p177)

    2018年1月2日作成

    0
    2018年01月02日

    Posted by ブクログ

    著者の専門は経済のせいか、後半は現代日本の経済と江戸の比較などもあり、多少難しく感じた。名詞の前の修飾語が長いので若干読みにくさもあるのか。しかし、一般的な江戸紹介本に比べて著者の個性が出ている点は面白い。

    0
    2017年08月03日

お江戸日本は世界最高のワンダーランド の詳細情報

  • カテゴリ
    :
    ビジネス・実用
  • ジャンル
    :
    ビジネス・経済 / 経済
  • 出版社
    :
    講談社
  • 掲載誌・レーベル
    :
    講談社+α新書
  • タイトル
    :
    お江戸日本は世界最高のワンダーランド
  • タイトルID
    :
    204661
  • ページ数
    :
    192ページ
  • 電子版発売日
    :
    2013年04月05日
  • コンテンツ形式
    :
    EPUB
  • サイズ(目安)
    :
    1MB

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