国家と犯罪

国家と犯罪

825円 (税込)

4pt

4.5

冒険小説の雄が世界の辺境を歩いた傑作ルポ

「わたしは比較的辺境を旅することが多いが、ときどき眩暈を覚えるような光景に出くわすことがある。そこでは人間があまりにも簡単に殺されるのだ……。
国家に対する犯罪。
国家による犯罪。
本書はその二つの相関についてのささやかな旅の報告である(「序にかえて」より)
キューバ、メキシコ、中国、クルディスタン、イタリア…世界の辺境では、いま何が起きているか?
『山猫の夏』『砂のクロニクル』など傑作冒険小説を描き続ける作家が世に問うた巨弾ルポルタージュ。

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国家と犯罪 のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    いまさら説明の必要もない、今をときめく冒険小説の旗手、というか今や大御所と言っていい存在の船戸与一。

    すでに2000年に『虹の谷の五月』で直木三十五賞も得ている我が愛しの四天王のうちのひとりですが、デビュー作は1979年の『非合法員』でした。(私の四天王と名づけて、溺愛して全著作を読み込んでいる小

    0
    2011年09月14日

    Posted by ブクログ

     国家とは何か、合法の暴力装置である。合法なるゆえにその罪を問われる者はいない。戦争に負ければその責任は問われるのだが、それも責任のなすり合いで責任者の顔は見えない。勝ち続ければ英雄なのだから、国家に異を唱える人々の屍が累々と大地に横たわることになる。ヒトラーのホロコーストしかり、ポルポトの自国民大

    0
    2012年08月23日

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