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「三国志」の魅力は、幾多の武将の活躍と、軍師たちの戦術にある。本書は、その中から軍師のみ34人を選び出し、彼らの生き方と果たした役割を、人物ごとにまとめたものである。世は戦乱の時代、大きな変革の時代である。日々激しく動く状況下に身を置きながら、軍師たちは、時代の趨勢をいかに読み、いかなるグランドデザインを描き、いかなる戦術を立て、いかに行動したのか?「天下三分の計」を描いた諸葛孔明。軍師として勲功第一の働きをしながら曹操から死に追いやられた荀いく。赤壁の戦いで曹操軍を撃退するものの早すぎる死を迎えてしまった呉の周瑜。非凡な才能を持ち劉備から信頼されるものの、母への孝を貫くためにやむなく曹操に仕えた徐庶、などなど。三国志学会事務局長である著者は、物語の中ではなく、歴史としての三国時代に活躍した軍師たちの実際の人物像と行なった事績を紹介しているので、この時代に対する興味が一層深まる書である。
...続きを読むPosted by ブクログ 2009年10月04日
表紙絵、諏訪原さんだし、軍師ばかりだし、
好きな人にはたまらない、最高なんですけど。
タイトル通り、軍師34人について、一人3、4Pくらいで紹介してる本。
すでに知ってる有名エピソードはもちろん、正史と演義両面から書かれてます。
語りは、ほのぼのした先生が、坦々とお話してくれてるかんじ。
つまりは...続きを読む
Posted by ブクログ 2012年10月02日
三国志に登場する軍師34人について、演義と正史のエピソードを交えて紹介する本です。
軍師についての総論の後、国別に一人一人紹介していくわけですが、一番面白いのは実は総論でした。
一般的には、軍師というのは、文官のイメージが強いと思います。しかし、中国では平時には文官、戦時には武官どちらともな...続きを読む
Posted by ブクログ 2009年10月04日
てっきり「最強の武将10選」的な羅列ものかと思ってたけど、名士層という切り口から系統立てて後漢時代を切り取った一冊。これまでの三国志もので抜けてた視点が補完されて、今までなんとなくスルーしてたことでその意味と流れを知ることもあったりして、なかなか興味深い内容だった。なにげに最近読んだ三国志ものの中で...続きを読む
Posted by ブクログ 2014年07月10日
読書録「「三国志」軍師34選」3
著者 渡邊義浩
出版 PHP文庫
p96より引用
“阿瞞という曹操幼時の字を呼び、「おまえは
私を得なければ、冀州を獲得できなかったの
だぞ」といったりもしました。確かにそのとおり
なので、曹操は笑って、「おまえの言葉は正し
い」といいましたが、心中これを非常に...続きを読む
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