ハルさん

ハルさん

小説・文芸
660円 (税込)

3pt

(瑠璃子さん、今日はね、ふうちゃんの結婚式なんだよ。まさか、この僕が「花嫁の父」になるなんて……)ふうちゃんの結婚式の日、お父さんのハルさんは思い出す、娘の成長を柔らかく彩った5つの謎を。幼稚園児のふうちゃんが遭遇した卵焼き消失事件、小学生のふうちゃんが起こした意外な騒動……。心底困り果てたハルさんのためにいつも謎を解き明かしてくれるのは、天国にいる奥さんの瑠璃子さんだった。児童文学の気鋭が、頼りない人形作家の父と、日々成長する娘の姿を優しく綴ったほのぼのミステリ。

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ハルさん のユーザーレビュー

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    購入済み

    ハルさん

    大変良かった。ぜひ読んでみてください。

    1
    2013年10月22日

    Posted by ブクログ

    ほっこりした話をイメージしていた。そのままだ。ミステリー?と思うが、謎あり伏線ありで満足度が高い。終始話は温かく、ハルさんの頼りなくも優しい姿に、胸は熱くなる。ぜひ確かめて欲しい。

    0
    2026年02月08日

    Posted by ブクログ

    妻を亡くし、幼稚園の時から男手ひとつで育ててきたふうちゃんの結婚式当日。これまでの日々を2人で体験した謎と共に回想するハルさん。このハルさんの人物像がとにかく良い。不器用だけど温かくふうちゃんを見守る姿に何度も目頭が熱くなった。ラストの新郎のスピーチ、そりゃ泣いちゃうよね。ハルさんの愛情をたっぷりもらったふうちゃんは、素敵な夫を見つけました。ミステリは気持ちが和む日常の謎。でも少しスピリチュアルな面があるので、好みが別れるかも…?

    0
    2024年07月18日

    Posted by ブクログ

    妻に先立たれたハルさんは男手一つで娘のふうちゃんを育てる。ここに日常の謎を織り交ぜ、安楽椅子探偵として亡妻・瑠璃子さんが登場する。
    このコンビネーションが実にいい。日常のちょっとした「なんでだろう?」や「なんだろう?」がミステリとして機能し、眼前に隠されていたドラマが提示される展開が実にいい。
    人の心にそっと寄り添うような暖かな物語だ。

    0
    2024年05月23日

    Posted by ブクログ

    最後ハルさんと一緒にぼろぼろ泣きそうになったけど、電車だったのでぐっとこらえました。日常の小さな出来事をハルさんとふうちゃんのやり方で、一歩ずつ歩いてきて、ラストのこの幸せな光景につながってきたんだな、というのがたまらなく良かった。

    0
    2024年04月20日

    Posted by ブクログ

    奥さんを亡くして男手一つで子育てをするハルさんと娘の風ちゃんの物語

    春日部晴彦は娘 風里の結婚式の前にこれまでの事を思い出しながら式場に向かう
    幼稚園、小学校、中学、高校、大学のときのエピソード
    ちょっとした日常の謎があったが、困りごとは心の中で瑠璃子さんが語りかけて解決してくれる



    ・消えた卵焼き事件
    風ちゃんの友達のお弁当に卵焼きが入っていなかった事の真相


    ・夏休みの失踪
    小学四年生のとき、いなくなった風ちゃんの行き先と意図
    近所で気難しい老人と噂される源田のおじいちゃんは「風里が花を盗んだ」と主張するが……


    ・涙の理由
    家でも元気がない様子
    駅前に貼られているという、風ちゃんが書いたポスターが剥がされて捨てられていた
    いじめの可能性を疑うハルさん
    中学生のときに風ちゃんが泣いた理由


    ・サンタが指輪を持ってくる
    風ちゃんが大学受験前のクリスマス
    花屋でバイト中、指輪のプレゼントを落としていったお客さんがいた
    風ちゃんは追いかけた際に骨折してしまったため、ハルさんに返却を託す
    お客さんの会話から聞こえてきた、待ち合わせ場所の「ツリーの間」とは?


    ・人形の家
    ハルさんの人形 エンジェルシリーズの持ち主からの、人形が入れ替わっているという訴え
    ハルさんはビスクドールの作家さん
    同じ型から作った12体の人形の一体を購入したお客さんから「人形がいなくなった」とバイヤーの浪漫堂から連絡を受ける
    服や髪の三つ編みなど同じだが、違う人形だという
    果たして、人形は入れ替わっていたのか?だとしたら何故?


    話の合間に結婚式の場面が挿入される
    結婚式場に着いて、風ちゃんの衣装を見る描写
    実はハルさんは新郎の長谷さんと初めて会う
    そのときの印象
    読者はこれまでの二人の関係性を知った状態で読むことになる
    純粋だった幼児や小学生の頃、そっけない態度を取る中学生、大人びて自立しそうな高校、大学生
    旦那さんは海外勤務のため、今後はもっと会えなくなる
    寂しさを覚えつつも、娘の門出を祝う気持ちもある
    ふうちゃんが何故、結婚相手の男性の長谷さんを選んだのかが夫婦の挨拶で判明する
    最後のところを読んでいて泣ける


    私がこれを初めて読んだのは10年前くらい?
    今回改めて読み直してみて、前よりもずっと心に響くものがある

    多分、実際に娘が結婚してもおかしくない年齢になったからでしょうねぇ
    娘さんが結婚の年頃の父親が読むといいと思う

    0
    2023年04月11日

    Posted by ブクログ

    「瑠璃子さん、今日はね、ふうちゃんの結婚式なんだよ。まさかこのぼくが花嫁のちちになるなんて」

    背表紙のこの一文を読んだだけで、涙が出てきちゃう。

    きっと娘がお嫁に行く日、世のお父さんは、こんなふうに娘の成長を思い返すんだろうなぁ。

    0
    2025年04月25日

    Posted by ブクログ

    10年くらい前に大好きだった本を読み返してみました。
    ハルさんやふうちゃんなど魅力的なキャラクターがたくさんいる日常ミステリーで、ほっこりします。
    あの時と変わらずに好きだなと思いました。

    0
    2026年06月19日

    Posted by ブクログ

    本書と知りあったのは名取佐和子さんの著書『金曜日の本屋さん』金曜堂のオーナー「ヤスさん」のお薦めだったからだ。

    物語は妻を早くに亡くし男手ひとつで育てた娘の風里の結婚式の日に、人形作家のハルさんが娘との思い出と謎解きを回想しながら交互に結婚式が進行していく話。

    私にも、まだ学生だが娘が二人いるので、「あぁ、いつかこんな日が来るのか」と思い浮かべながら複雑な気持ちで読み進めた。
    シングルで子供を育てるのは、とても大変だろう。家事と仕事の両立、忙しさのあまり子供に寂しい思いや苦労をさせてないかと「後顧の憂い」を感じずにはいられない。
    ハルさんは不器用でちょっと頼りないけれど風ちゃんを大切に思っている気持ちが痛いほど伝わってくる。
    困って、亡き妻に心のなかで助言を求める姿は微笑ましく、もし自分が同じ立場なら同じ事をするんじゃないかな?

    ハルさんの回想シーンは気付けば私自身と重ねて読んでいた。
    保育園へのお迎えで見せてくれた満面の笑顔、逆上がりや自転車、リレーの練習を一緒にした日々がキラキラした宝物のように蘇ってきた。
    物語と同様、中学に入り会話が少し減った時期は寂しさを感じたけれど勉強や部活で大変だったのだろう。

    一番泣かされたのは、やはり最後の結婚式のシーン、ハルさんの気持ちを思うと涙が次から次へと溢れてくる。
    私もいつか来る娘の結婚式には、ハルさんと同じように今までの日々を思い出して号泣してしまうに違いない。
    あと残された時間は何年あるか分からないが娘との会話や何気ない日常をもっと大切にしようと再認識させてくれる素晴らしい一冊だった。
    今まで以上に甘やかしてしまいそうだ。

    0
    2026年01月18日

    Posted by ブクログ

    父親のハルさんと、娘のふうちゃんのお話。
    謎という謎があるわけじゃないけど、レストランの隣の客の「あの人たち、なんのグループなんだろう」的な、ほんとにささいな不思議?が重要になっていく感じ。本自体が父親目線なのもあって、一緒になってふうちゃんの成長に感激してまみたฅ(*‎´꒳`*ฅ‪)ꪆ‬

    0
    2024年06月20日

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