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Posted by ブクログ
耳袋秘帖・殺人事件シリーズ第十四作。
シリーズ作品で読み忘れているものを少しずつ読んでいく。
南町奉行・根岸肥前がこれまで探索の合間に耳にした不思議な出来事を挟みつつ、ちょっと不思議な事件に遭遇していく。
こちらは坂巻&栗田コンビが主に出て来るが、時折椀田&宮尾コンビも出て来る。
栗田は妻・雪乃の出産が間近で落ち着かない。坂巻は相変わらずモテモテだがおゆうが忘れられない、椀田は芸者の小力にいまだ片想い中。
本編は手妻好きな隠居がからくりだらけの家で不審死した事件と、その事件に関係がありそうな材木問屋の当主が胸を刺されて死んだ事件の繋がりを追う。
その中で小ネタとして腕相撲を仕掛けてくる怪力女性の顛末や、火事を恐れない薬、卒中で亡くなったものの蘇生した男や一夜で消えた橋などが挟まれる。
作品を通じて描かれるテーマは手妻と双子だろうか。
一見手妻のように見える事象もからくりがあって、そこに双子それぞれの思惑も絡む。
このシリーズは何とも不気味な悪役が出て来ることが多いが、今回は人間らしさを見せてもらった。
最後に栗田の妻・雪乃が産んだ子供はもちろん双子で、上手く落ちがついた。
Posted by ブクログ
双子話。
江戸の頃、双子は(特に商家では)忌み嫌われていたというのが判る話だった。
宮部みゆきさんの三島屋変調百物語にあった双子の話を
チラッと思い出したりして。
あっちの話は女の子だったけど。
双子に加えて手妻の話。
あんなからくり屋敷がホントにあるなら見てみたかった。
でもって今度は手妻師にモテモテな坂巻(笑)。
前巻からいきなりモテだしたのに自覚なしなのと
やっぱりおゆうさんを忘れられないところが坂巻のいいところかも。
違ったところでは椀田の嫉妬深さが判るエピソードが面白かった。
そして栗田の元にも双子が降臨。
…今後のデレデレ親バカ振りが楽しみである(笑)。
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小説・文芸
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