耳袋秘帖 新宿魔族殺人事件

耳袋秘帖 新宿魔族殺人事件

639円 (税込)

3pt

4.3

宿場町の内藤新宿で、やくざが次々に殺害された。大石田一家率いるブケの千蔵と、大橋本一家の陣五郎親分の抗争のさなか浮かび上がってきた、忍びの者の影──「ふまのもの」とは、いったい何者なのか? 荒ぶるやくざ者たちを恐慌に陥れた連続殺人事件に、根岸肥前がシリーズ最大の大捕物で挑む! 佐渡奉行時代の根岸が金塊の密輸事件の謎を解く、短編「黄金の海」を新たに収録。殺人事件シリーズ第7弾。

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耳袋秘帖 新宿魔族殺人事件 のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ 2023年02月04日

    復讐の連鎖と仇討をさせたい人情に対し、それに対する信仰と実社会(法律)による救い、秩序の維持と信念が窺える物語。
    人情に長けた根岸が、断固として個人による復讐をさせてはならないと断言する。復讐をする者、しようとする者自体を救うという信念。
    そして、『この世のことは、この世で裁く。天の裁きはまたのちに...続きを読む

    0

    Posted by ブクログ 2022年10月30日

    内藤新宿でやくざが次々に殺される。
    事件の影に忍の者が浮かび上がる。

    本シリーズは毎回話がスッキリ痛快に終わる訳じゃないので、本作では読後、心にもやついたものが残った。

    0

    Posted by ブクログ 2012年09月01日

    耳袋を中心に不思議な「おやっ?」の影に
    現実におきた隠し事を暴きだす
    世情に通じ多くの経験から「妖やかし」
    と思われることや、不可思議な行動にも
    合理的な絵解きをする奉行
    カッコいい

    0
    ネタバレ

    Posted by ブクログ 2014年03月05日

    殺す側に哀しい事情が内包されているタイプの話だった。
    とはいえ
    最後に殺されてしまう弟と
    (結果的に全員死んだとはいえ)復讐半ばで逃げて逃げ延びた姉と
    ホントに哀しいのはどっちだろうな
    なんて考えたりもした。

    冒頭の茶屋の遣り取りがちょっと意味深だったのが
    なるほどそこに繋がるのか、と感心すること...続きを読む

    0

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