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年の瀬の江戸で、「そろそろ、月が笑う」と言い残して、突如、人がいなくなる“神隠し”が、頻発した。根岸は、同心の椀田と家来の宮尾、岡っ引きの梅次や、下っ引きのしめたちに、消えた人々の身辺を探るように命じるが、その陰では危険な動きが……。根岸肥前が江戸の怪奇を解き明かす、耳袋秘帖「妖談」シリーズ第5巻。文春文庫オリジナルの書き下ろし時代小説。
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Posted by ブクログ
風野さんの文章、全く小難しく書いてないのに、なんだろう、このダイレクトに頭に入ってくる感じ。最小限の言葉で情景を伝えてしまうと言うか。「妖談」と言うだけあって不気味さとか怖さは無論元からあるわけだが、冊数重ねるに従って怪談聞いてる怖さが来る。物凄く文章の上手い人だと思う。キャラの立て方もしつこくない...続きを読むのに、すーっと頭に入る。 闇の者の存在が透けて見え始めた「へらへら月」、椀田、宮尾、根岸奉行を守り切ってくれよ!!
妖談シリーズは一つの大河のような流れを もっている 影に見え隠れする闇の者キリシタングループ 謎の出し方と合理的な解決が心地良い!
だいぶ闇の者に迫ってきた感じです。ただ、闇の者を操っている人物は、今のところそんな悪い人には見えず、多くの人の信頼を集めている。なんで人殺しをしなければならないのか?なんでそんなに根岸肥前守を嫌うのか。
妖談シリーズ第5弾、あまり根岸は出てきません。椀田の恋は成就しません。さんじゅあんとは何者なのか。 生駒左近という殺し屋もあまり活躍できませんでした。 ちょっと中途半端な巻でした。
耳袋秘帖ではあるが妖談シリーズの第5弾 寺社奉行阿部播磨守との対立?が根底? 面白くは読めるが、もう少し単純化してみたら? どうもこの手のお話は少しもったいぶる傾向に!
神隠しが次々に起こった。 25日に人が行方不明になる事件も。 「へらへら月に向かって歩く」と言う不思議な言葉を残したものも。 さかさ仏を信じる集団が増えていた。 それは、キリスト教だった。 神隠し、行方不明、その陰にあらいそと呼ばれる楽園を目指しいなくなる信者。と、その陰で陰謀を企む集団。
耳袋秘帖~妖談編~の第5弾。 どうも安房の地にキリシタンが集まる土地ができたらしい。 お月さまがへらへら笑っているように見えるとき(ななめにかかった三日月)その場所へいざ行かんってことみたい。 本筋とサイドストーリーと同時に楽しめるお話だけど、どんな結末になるんだろうか…。 なんだかんだで一番楽し...続きを読むいのは、ちょっとした会話に出てくるたとえとかなんだけどね。
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耳袋秘帖 妖談へらへら月
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