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Posted by 読むコレ 2013年04月08日
私の長年の「日本の翻訳文化・翻訳語」についての関心・疑問に十分答えてくれており、感動しました。それは、柳父章さんの「翻訳語の論理」を知ってからのことですが、これには、大江健三郎さんの「あいまいな日本の私」が一定答えてくれてもいました。
ついては、この著書がその「あいまい主義」をより明確にしてく...続きを読む
Posted by ブクログ 2013年02月26日
この本はすごい!!!!日本の国語教師は全員読むべきだ。
・野球のストライクと労働のストライキは英語は同じだが、日本語になると全然違ってしまう。
・動画とは、日本では昔アニメのことだった。
・日本で外来語を翻訳する際につくった造語が独り歩きし、元の意味とは違う独自の意味を帯びるようになっていく。
・『...続きを読む
Posted by ブクログ 2022年02月20日
関心が高いテーマだったので、大変興味深く読みました。
文字を発明できなかった日本人は、漢字を輸入した際に、抽象語の殆どを漢語に任せてしまいました。当然、真に理解などできません。
日本語の二重の悲劇は、西洋の概念を翻訳する時に、同じく外来語の漢語に訳すしか方法がなかった事です。
民主主義など、「...続きを読む
Posted by ブクログ 2014年02月01日
惜しい。
着眼点は良く、取り上げる言葉も社会学者としての専門性と一般人の興味がちょうど重なる領域のものが選ばれていて、そこから日本人の思考の流れの癖のようなもの、そして議論の方向性のようなものに関する考察が提示されるものと期待した。
しかし、内容はほとんどが語義の解説に割かれ、備忘録に集めたメモを集...続きを読む
Posted by ブクログ 2015年01月07日
西洋のシステムを移植するということと翻訳とは同時であり、その瞬間に誤解は始まっている。そして、私たちは本著者のように何度も何度も鏡を見てはselfreflectionを健気にも続けるのだ。漱石先生が胃痛とともに持ち帰ったコンプレックスは反芻され、「日本」の「近代」との居心地の悪い同床異夢はやがて「宿...続きを読む
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