教室内(スクール)カースト

教室内(スクール)カースト

ビジネス・実用
924円 (税込)

4pt

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スクールカーストとは、主に中学・高校のクラス内で発生するヒエラルキーのこと。同学年の子どもたちが集団の中で、お互いを値踏みしランク付けしていることは以前から指摘されており、いじめや不登校の原因となるとも言われてきた。本書では、これまでのいじめ研究を参照しながら、新たに学生や教師へのインタビュー調査を実施。その本音を生々しく聞き出している。また大規模アンケート調査もふまえ序列が維持される背景に迫る。

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  • カテゴリ
    :
    ビジネス・実用
  • ジャンル
    :
    学術・語学 / 教育
  • 出版社
    :
    光文社
  • 掲載誌・レーベル
    :
    光文社新書
  • タイトル
    :
    教室内(スクール)カースト
  • タイトルID
    :
    202324
  • 電子版発売日
    :
    2013年03月22日
  • コンテンツ形式
    :
    .book
  • サイズ(目安)
    :
    2MB

閲覧環境

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教室内(スクール)カースト のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    鈴木翔先生の教職科目を受講した際に本書のことを知り、手に取った。
    スクールカーストの定義やそれを考える意味については、自身の経験や教職課程の学びから持っていた印象と同じだった。3章から5章の生徒と教師の語りから探るスクールカーストの見え方や意味は生々しい経験が描き出されていて、すごく心苦しかった。生徒視点は大学1年生でまだしょうがないにしても、教師がスクールカーストを肯定的に受け止めていることが衝撃的だった。
    6章のまとめで出てきた図(P273 図6-1 「スクールカースト」のメカニズム)が、この研究で見えたスクールカーストの構造をきれいに表していて素晴らしかった。
    結局教師が生徒の目線にたって考えられていなくて、自分たちに都合よく解釈し、利用していることでこの悪習を助長しているのだと分かった。

    0
    2026年02月23日

    Posted by ブクログ

    スクールカーストのことは大変興味深い。誰でもどこかのグループには位置している。スクールでなくても、2人以上人がいれば極端でなくてもなんとなくカーストは作られる。自分は小学校高学年から中学まで場面緘黙を発症して、この本の表現だと「どのグループにも入らない最下層」を経験しているため、かえって冷静に観察できるようになった気がする。

    0
    2019年11月17日

    Posted by ブクログ

    現高校生の者です。少し、自分の経験と照らし合わせながらスクールカーストについて書いてみたいと思います。
    僕は、中学生の時どちらかといえば下位層でした。成績は良かったので、完全なる最下位層になることはありませんでしたが、劣等感というのは感じていました。スポーツも得意で無かったですし。

    そんな僕に、中2の時転機が訪れます。下位層を仕切ってるような奴が僕に悪口を浴びせてくるので、僕はそいつと関わらないようにしました。どうやったかというと、中位層の人たちと仲良くなるようにしたのです。前述のように、僕は「どちらかというと下位層」であり、もともと中位層にも友達が何人かいたため、その人たちと良く話すようにしたのです。結果として、僕は嫌なやつから離れることができました。しかし同時に、下位層で仲が良かった人たちと話す機会が減りました。これについては、果たしてこれで良かったのだろうかと今も思っています。まぁ中位層になって明るくはなれましたが。

    そして僕は、地元の進学校に進みました。(田舎なのでそこまで凄い高校ではないですが)今現在、確かに目立っている人は決まっているなと思います。ただ、この本に書いてあるほど、明確なグループ分けはされてないように思いました。目立っている人とそうでない人でグループはありますが、境目がはっきりとはしていません。つまり、自分の高校ではスクールカーストがそこまで明確ではないのかなぁと思います。(モテる人とモテない人(自分)は明確ではありますが)

    だから、この本に書いてあることが全てではないのです。これから、研究が進んで、例外も焦点にされたら良いかと思います。進学校の状況であるとか。僕の通っている学校はオタクが生き生きとしているので、何故オタクがこんなに批判されているのか理解出来ませんでした。逆にオタクじゃ無い人の方が引けを感じてしまうくらいなので。やはり、環境によって学校も生徒も様々なのです。

    あと、中位層に関してもっと書いてあっても良かったと思います。個人的に中位層が一番だと思うので。僕は上位層なんかに憧れたことはありません。本の中にも少し書いてありましたが、上位層は批判されて当たり前のような人たちばかりです。5章で先生が上位層を褒め称えているような記述がありましたが、それは間違っていると思います。これは、先生が学校の治安を悪くするのに加担しているようなものです。そんな先生には出会いたくないな…。「下位層の人は使えない」とか言っている人がいたけど、そんなのはその人が意識変えればどうにでもなることじゃないですか。生徒のモチベーションを上げるのが教師じゃないんですか?偉そうなこと書いてしまいましたけれど。


    本自体は読み進めやすかったです。興味のある方は手に取ってみるのもよいかと思います。長々と書いてしまって申し訳ありません。

    0
    2016年03月05日

    Posted by ブクログ

    スクールカーストという、ネットスラング発祥の極めて捉えにくい事象に対して、社会学的観点で真っ向から立ち向かった前衛的な本。院の博士論文(修士?)の大幅加筆らしいけど、文章全体の青臭さと、大学のお偉いオッサン方にはない研究分野に対する情熱が感じられてそこが良かった。面白い。

    0
    2014年12月26日

    Posted by ブクログ

    スクールカーストの存在が、大学生の具体的な発話記録からうかがえる。子どもだけでなく、教務室でも同じ状況はある。
    暴力系のいじめ、コミュニケーション操作系のいじめ

    0
    2019年01月13日

    Posted by ブクログ

    スクールカーストの実態を一冊の本にまとめたのは評価されるべきで、内容も示唆に富んでいます。
    中学・高校での人間関係はサバイバルだと感じますし、僕らの時とは質が違っています。カースト序列を変更する手立ては(今のところ)無くて、カーストそのものを廃する方法も分かっていない……。人間関係を考えれば、仲の良い人同士で集まってグループが出来上がるのは当たり前の事なのですが、カーストの『見えない力』によって自分の序列に合った人としか接する事が出来ないのは問題だと思います。
    カースト上位はクラス運営の実権を握っているが円滑に進めなければならないという暗黙のプレッシャーがあって大変だし、カースト下位は上位者に見下されて大変だし、結局どこに属しても苦痛であるのは変わりません。

    グループ内での人間関係は良好で、心の安寧がありますが、上位グループでは足の引っ張り合いが横行し、居場所としては不安定のように感じます。『今度は私が(下位グループに)落とされるかも……』という不安を抱えて生活していては、精神的に滅入るでしょう。

    僕の中学生活は、教室では一才喋らないで本を読む地味で無口な心配児でしたが、部活動のテニスではぎゃあぎゃあ騒いで先輩・後輩共に仲良くしていました(部長でしたしね!)。そんな『教室では大人しいけど部活では円満な人間関係』だったから、随分と先生方に心配されていたようです(笑)。
    何が言いたいのかというと、学校では問題児でも、家では家事を手伝う子だっているだろうし、その逆もあるだろうし、学校だけが全てではないということです。自分の安寧する居場所を最優先で確保していれば、多少の我慢もできるのでは、と思います。しかし、生活の殆どを学校で過ごす学生にとって、その学校生活が苦痛であるならば、焼け石に水かも知れません。

    その、スクールカーストの何が嫌かって、カーストの基準でしか人間を測っていないんですよね。多様性を認めない、これが感情的に許せない。性格や人格等ってのは、多様であるからこそ面白いのであって、それを教室内の雰囲気に合致するように行動しなくてはならないってのは違和感があります。
    例えば、僕の知り合いに空気を読まない人がいますけど、『お前空気読んで行動しろよ』と強制するのは簡単ですが、それは僕と彼の関係のみ適用されるのであって、彼が持つ他の友達からは『(空気を読まないのが)いい!』と言ってくれる人だっているかも知れません。だから強制はしないし、できるものでもありません。彼のすべてが僕のものならば話は別ですが、彼は彼の人間関係があります。僕はそれを尊重したいのです。
    そういった尊重性が教室内カーストには無く、上位グループ・下位グループが共に蔑み合い、畏怖し、負の感情を持っていれば、そりゃあうまくいかないでしょう。

    学級運営を円滑に進めるためにはスクールカーストが必要悪と、教師側の意見として挙がっていますが、スクールカーストを利用しなくても円滑に進められるシステムがあると思うし、もっと研究が必要です。これからの成果に期待します。
    僕の評価はA-にします。

    0
    2017年02月22日

    Posted by ブクログ

    〈メモ〉
    生徒と教師はほぼ同じように教室内カーストを観察しているがその解釈を異にしている。すなわち、生徒はそれを固着化した「権力」関係と捉えるが、教師は生徒それぞれの「能力」の問題へと帰着させる。教師は「能力」ヒエラルキーを学級運営に利用するが、生徒はそれを、教師による「権力」へのおもねりと受け取る。

    0
    2016年12月24日

    Posted by ブクログ

    本田由紀さんによる追加考察

    ①「スクールカースト」のような集団間の上下関係が最も顕在化するのが教室内であるならば、その教室の構造にこそメスを入れる必要があるのではないか。

    ②「スクールカースト」が顕在化するのが教室内であるとしても、自分(たち)の押しの強さや有利な立場をよいことに、他者に敬意を払わず押しつぶすようなふるまいは、日本社会のいたるところに見られるのであり、そのようなより広い社会的な素地をももっと踏み込んで問う必要があるのではないか。

    この2つのことについては、私自身も本書を読み進めていく中で感じていたことと同じだったので、私自身も教員としての経験を伊達に積んできたわけではないなということを再認識することができたのが、最大の収穫かなと思っている。

    それにしても、インタビューに応じた若い教員の科白を読んでいて、教員の質が低下したなと言われざるを得ないことも痛切に感じてしまったので、まずは私たち公立学校教員とはそもその誰のために、何のために存在しているのかをきちんと総括しておかなくてはならない時期に来ているということにも痛感させられた、ということも付け加えておきたい。

    0
    2015年12月17日

    Posted by ブクログ

    本屋さんで目についたタイトル。学校内で暗黙の了解内で形成されるランク付け。この”上がれない”・”落ちたくない”と言うパワーバランスの苦い経験はよくわかる。本来なら無い方が幸せだと思うが、人間の個性から考えると仕方がないとも思う。ただ、このインタビューに答えていた先生がこのカーストに肯定的な意見を語っているのが意外。まあ、先生も仕事を上手く回さないといけないサラリーマンと言う事か。

    0
    2015年11月19日

    Posted by ブクログ

    「いじめ」という問題ではなく、「スクールカースト」という現象として教育の現場を探求していく一冊。
    感情論になりがちなテーマに対し、アンケートやインタビューを用いた定量、定性の両角度から考察を行っている点は評価できる。(後半の教師陣の意見は極端すぎるとおもうが笑)

    そもそも群れを作る動物は狼であれサルであれ自然に優劣をつける習性がある。生物学的にそのほうが集団での意思決定が容易だからだ。(サルで言う餌の配分、クラスでの文化祭の出し物など)このことを踏まえると、この本では「各人を尊重するような道徳教育を~」のような理想論ではなく、きちんと「環境を変える」や「感情をコントロールする」などの現実的で生産的な提言がなされており、一読の価値がある。
    最後にスクールカーストについて私が思うことは能力が必ずしもカーストを決めるわけではないということだ。もしカースト上位に○○力に秀でた人間が多いとすれば、それはスクールカーストに適した○○力が各層ごとに形成されているだけに過ぎない。その為、下位カーストに配属されることで、自分が先天的に劣っているときにやむ必要はないのだ。

    0
    2015年02月03日

教室内(スクール)カースト の詳細情報

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    :
    ビジネス・実用
  • ジャンル
    :
    学術・語学 / 教育
  • 出版社
    :
    光文社
  • 掲載誌・レーベル
    :
    光文社新書
  • タイトル
    :
    教室内(スクール)カースト
  • タイトルID
    :
    202324
  • 電子版発売日
    :
    2013年03月22日
  • コンテンツ形式
    :
    .book
  • サイズ(目安)
    :
    2MB

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