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Posted by ブクログ
どうしてこんなに朝倉かすみは…。
解説が、この短編集に収録された作品の主人公たちをうまくまとめていた。
“〈名前のイメージと自分の容姿とのずれなど承知していると表明したほうがらくになれる〉と考える内海さんをはじめ、かつては美少女だったのに〈一世を風靡した子役の成れの果て〉のような大人になってしまった「どう考えても火夫」の〈わたし〉、美人と言われた経験がないのは〈気がつくひとがいなかったからだ〉とずっと思ってきた「いつぞや、中華飯店で」の朔子、心延えがよくないと自分を叱ってきた両親から、あっさりした目鼻立ちと短い顎を受け継いだ「ちがいますか」の〈わたし〉。”
とにかく、自分の思っている自分と世間が見る自分との相違について、これでもかこれでもかと容赦なくたたきつけてくるのである。
それが、まるで自分のことを書かれているようでものすごく痛いのに、目を離すことができない。
そんな自分の姿までが書かれているようで。
何とか折り合いをつけてかさぶたまでにもってきた過去の自分の心の痛みを、またあらためてじくじくとさせてみるような感じ。
じゃあ、あの頃の私はどうすればイタイ思いをしないですんだのか。
今考えてもイタイ奴とイタクナイ奴との分岐点がわからない。
そんななか、特別ではないけれど、なんだかほこほことめっけもんみたいなぬくもりがいいなと思った「やっこさんがいっぱい」が好き。
“ちょっとは自分をいいめにあわせてやりたい”と思うふうちゃんが好き。
そんな日常だってなんかいいではないかと思う
Posted by ブクログ
どのお話の登場人物も、うっ苦手…と思うのですが、どこか彼女たちの気持ちがわかるところもあるので同族嫌悪に似たモヤモヤなのかもしれません。
歪んでるな、と思いました。わたしも思考が歪んでいるという自覚があるのでそこも落ち着かない要因かも。
「いつぞや、中華飯店で」は、きっかけは外部からだったものの、自分の力でのし上がる!みたいなところが良くて好きでした。
印象的だったのは最終話。育った環境で人はここまで歪むのか、っていうおぞましさがありました。「心延えのよさ」ってそんなに押し付ける事か…逆効果になって、病んだまま育ってますけど。。これコインランドリーで隣の女性がずーっと呟いてたら怖いと同時にすごく可哀想でなりません。
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