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子供の頃から引越しを繰り返してきたサトルは、相棒猫ナナを連れて、懐かしい人々を訪ねる旅に出る。家業を継いだものの妻が家出中の幼馴染、今や立派な農業家となった中学時代の親友、高校・大学の同級生同士で結婚してペンションを営む友人カップル……行く先々で思い出を語る時間は、サトルとナナを迎える人々の胸の内にもささやかだが大切な変化を芽吹かせてゆく。旅の果てに1人と1匹が見る風景とは。現代最強のストーリーテラーが贈る、光あふれる傑作長篇!※本作品は文藝春秋、講談社で同一タイトルの作品が販売されております。本編内容は同じとなりますので予めご了承下さい。既に同作品をご購入されているお客様におかれましてはご注意下さい。
...続きを読むPosted by ブクログ 2024年04月04日
猫好きにはたまらない感涙必死の小説!
心優しいサトルと猫のナナの強い絆の物語。
人によっては涙が出るような場面でセンチメンタルになりすぎず、優しい物語だったなーという感想を最後に持てたのは、サトルの相棒が犬でも猿でもキジでもなく、マイペースな猫だったからだと思う。
猫を「やんごとない事情」で飼い続...続きを読む
Posted by ブクログ 2024年03月16日
猫が好き(現在も飼っている)だし、有川浩さんも好きな作家だし…ということで読んでみた。
いや〜、泣きました。アラカンのオヤジが本読んで泣くなんて思ってもなかった。
猫好きなサトルがナナを手放すことを考えた段階で、その理由の予想がついてしまったり、誰目線で語られているのかわからなくて違和感を感じる...続きを読む
Posted by ブクログ 2023年10月24日
これはダメだ。心に刺さりすぎる。愛猫が亡くなって直ぐに読まなくてよかった。きっと余計に愛しくなって、悲しくなって立ち直れなくなっただろう。
涙が滲むくらいの読書経験は、ドライな私にでもある。でも、これはボロボロと出た。そこに家族が来たから慌てて顔をこすって誤魔化した。
ほっこりなお話が続い...続きを読む
Posted by ブクログ 2023年10月15日
久しぶりに本で号泣しました
悟にとってナナは唯一の存在であり、ナナにとってもサトルは唯一の存在。それはやっぱり人間と動物という種族を超えた家族だからこその深い絆だなと思いました。
昨年の10月と今年の4月に大切なうさぎとお別れしました。あの子たちにとって私はどうだったか、私と一緒に過ごせて良かったと...続きを読む
Posted by ブクログ 2023年08月10日
サトルと猫のナナが大切な思い出を作り合いながらお互いにかけがえのない存在になっていく「旅」の様子、旅の過程で描かれるサトルの親友との熱く深いエピソード、そして別れを経ても続く「旅」、ずっと感動がとまらなかった。別れは辛いが、出会ったからこそ得ることができた思い出があるという考え方は、辛さを乗り越える...続きを読む
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