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「高い技術力」「優れた製品」だけでは、生き残れない!
「下請け業者」から脱却し、グローバル競争を勝ち抜くための処方箋はここにある。
日本の競争力の源泉は、素材や部品などのBtoB企業によるところが大きく、日本の成長はこうしたBtoB産業や企業に依存している。日本企業の部品や素材にかかわる技術力は、世界で高い評価を受けており、高いシェアを有している企業も数多く存在している。しかし、それに見合った利益率を確保できているとはいえない。技術力があっても、それを十分な利益に結びつけることには失敗しているのだ。
BtoB企業の産業財(ビジネス財・生産財)のマーケティング(つまり、法人営業)は、日本がこれから生き残っていくためにもニーズの高い領域である。とりわけ、近年の市場のグローバル化の中で、部品や素材メーカーは欧米企業と中国をはじめとする新興国企業との狭間に立たされて、苦戦する企業も少なくない。
本書では、そうした企業に対して、今後の成長シナリオを策定する際の道標をマーケティングの視点で提供することをねらいとする。
Posted by ブクログ 2011年09月19日
なぜ今までBtoB(特に"日本の"製造業)では、マーケティングが発展しなかったのか?なぜそれで今までやってこれたのか?なぜ今マーケティングが必要なのか、、なんとなく理解しているようで理解できていなかった事が繰り返し書かれていて、非常にスッキリ!
また、序章から2章までは、BtoB...続きを読む
Posted by ブクログ 2016年03月05日
いろいろ書いてあるが、『BtoBでもブランド戦略は大事ですよ』というのがメインメッセージ。Intel insideの戦略が通用するのは部材としての圧倒的な製品力と最終顧客にとっての価値が認められた場合だけであり、どの企業にもできることではないことはよく理解できた。
また顧客満足と短期利益は二律背反で...続きを読む
Posted by ブクログ 2013年05月06日
BtoBマーケティングについて、BtoCマーケティングとの比較からそのポイントを考えることができる。
STP、4P、ブランディングなどその両者に本質的なマーケティング戦略の違いはないと考えるが、自身の視点・経験において比較視点から言うと、
○選択に際して感情的な側面の影響を受けやすい消費財の購買...続きを読む
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