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Posted by ブクログ
切れ味鋭い城さんの新書。城さんやmy news japanの渡邊さんも常々言っているが、若者にとっては、企業が簡単にクビにできるような法律を政治がさっさと決めてくれるように動いた方がいいと思う。正社員を守ろうとすればするほど、簡単にクビにできないから企業は採用を抑えようとして正社員のパイが減るし、運よくもぐり込んでも残業させられるばかりで新しい人間は入ってこない。仕事がどうしても合わないケースなんてあるに決まっているのだから、もっと流動性の高い世の中にすることが企業にとっても若者にとっても望ましいと思う。それは子育てなどでキャリアの一時中断を余儀なくされる男女にとっても重要。再挑戦がしにくい今の日本は、ある意味で怖い。
P83 政府の仕事は、クビになった人の再就職のお世話であって、クビにしちゃいけないという法律を作ることではないのだ。
Posted by ブクログ
この表紙と著者の知名度で、あまり売れていないのではないだろうか?
分かりやすく、そしてたとえ著者の指摘や物言いが気に入らなくても要所要所の著者のポイントは確信を突いているので、見事な本。
AIJ投資顧問の失敗の件、自分は関係ないと思っていました。
建物でいえば3階にあたる厚生年金基金の運用を失敗したということは、我々が支払っている2階部分の厚生年金を溶かしてしまったということ、その穴埋めは行わなければならないので、税金という形で埋めなければならない=我々にも関係してくる、という事実。
公務員給与削減の一環として、新卒採用を半減するという効果の無い案に56%の国民が評価する、と言ってしまっている事実。
特に鋭い、と感じた指摘は、日本のネットでの閉塞感についての記述。
個人が個人の利益を前面に出して何かを訴えた場合、そこには顔の見えない”ぬらぬらとした巨大な世論”が出てきて、攻撃の姿勢を見せてくるという部分。
これが公益についての論調となると、この”ぬらぬら”は出てこなくなる、ということもその通り。
結局これは、(一番日本の嫌なところ)ねたみ・嫉妬の精神が、簡単に表れてきてしまう証なんだろうと思う。
この”ぬらぬらとした巨人”という例えは、非常に今の日本の陰湿なネット社会をパーフェクトに表現していると思う。
新聞・ニュースは読んだり聞いたりしている方だと思うが、本質まだまだ分かっていないなぁと自分を反省するきっかけにもなる。
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