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フランスの首都パリの、とある大通りに面したショーウィンドーを見ると、なんとそこにはライオンが!? その家の中に入ってみると、ほかにも動物の剥製や昆虫標本、化石や鉱物などがいっぱい! このふしぎな場所「デロール」は200年近く前から、訪れた人の好奇心をくすぐり続けてきました。なぜ、こんな場所が生まれたのでしょう? なぜ、デロールは200年も人々の好奇心の対象なのでしょう? さあ、一緒にデロール探検に出発!
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Posted by ブクログ
私が今一番行ってみたいお店。至るところに剥製がある夢のようなお店。パリのデロール。 今森光彦さんの写真で、このお店のワクワク感が眺めているだけで感じられる。いくら見ていても飽きない、大好きな本。
フランス パリの裏通りにあるデロールという店にある物の写真と説明の本です。動植物の剥製や標本、昆虫、貝殻、骨、とにかく一度は見る価値大有りです。
これおもしろかった。 子どもでも読みやすいと思うし、大人は興味深い。 いいなぁ、行ってみたいなぁ、と。 美しい世界。作り物のようで、本物のようで。その狭間。素敵。
パリの、様々な生き物の剥製や標本を商うお店「デロール」の探訪写真。 1831年開店という店の中には生きているように自然な姿のライオンや白熊、ヘラジカ、鳥などが処狭しと置かれている。 床に寝そべる犬や熊、歩いているような孔雀、足を蹴上げるシマウマなどなどいっぱいがいる! ページを開くごとに、「ウオーッ...続きを読む」と小さく歓声をあげてしまう。 昆虫や蝶々もいる。また剥製に取り付ける様々な色と大きさのガラスで作った目玉にもギョっとする。 魚の剥製、両生類や爬虫類の骨・・、植物・鉱物までありとあらゆるものがありそうだ。 小さなタツノオトシゴの標本もある。 ヨーロッパの異国の動植物への趣味の高まりに応じて、このような店ができたのだろう。 植物画家メーリアンのことを思い出す。写真のない頃の実証主義、知らないものを見たいという好奇心が羽ばたいた時代が、現代の都市にもまだある。 昔、東南アジアのおみやげに蝶々を頂いた。展翅して額装しようと渋谷の志賀昆虫を訪ねたことを思い出す。昆虫・蝶々などを採集する人々対象の専門店。不思議な生と死の展示場だと当時は思った。出来上がった展翅の蝶々は、なんだか不気味に感じてすぐに人にあげてしまったっけ。 「好奇心の部屋」であるデロールは、私には怖い。しかし覗いてみたい気もする。
お父さんのような誰かに導かれて、安心しきってわくわくした気持ちだけでデロールに初めて入ってみた気持ち。初めて見る景色にどきどきしてページをめくることに緊張するほどだった。剥製たちのポーズの工夫にも気がつかないほどだった。 19世紀の人達の興奮が伝わってくるし、わたしも静かに興奮する。写真一枚一枚もじ...続きを読むっくり眺めたいし、文章も一文字一文字漏らさず読み込みたい。好奇心の一冊。
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