老いてお茶を習う

老いてお茶を習う

1,870円 (税込)

9pt

3.0

齢六十八にして、お茶を習うことになった。事のはじまりは、今から二十年以上遡るのだが、当時、私の担当編集者の女性と、還暦を過ぎたとき、自分たちはどうしているかといった話をしていた。私は、
「いつまで仕事をいただけるかわからないけれど、仕事があればずっと続けていると思いますけどね」
といった。私よりも二歳年上の彼女は、
「私はお茶の先生ができればいいなと考えているのですけれど」
というので、
「そうなったら、私もお弟子になる」
といったのである。
(本文より)

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老いてお茶を習う のユーザーレビュー

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    Posted by ブクログ

    勤め始めた頃しばらく茶道を習っており、群さんもどうやら流派は同じようで懐かしく読んだ。
    お手前の手順で頭がパンパンになって、他のことを一切考える余裕がなくなり、
    稽古が終わると頭がスッキリした。
    ただその手順を文章で読むのはちとしんどいものがあった。

    一から学ぶのはさぞ大変だろうが
    歳を重ねてから

    0
    2024年05月10日

    Posted by ブクログ

    作者 群ようこさんが68歳で初めてお茶習うというエッセイ。
    茶道の奥の深さ、覚えること、身体に染み込ませていくことの大変さが伝わってきた。
    恥をかきながら、それでも通う群さん、とても素晴らしいと思いました。
    茶道をしらない私は、内容について全くしらず、YouTubeやネット検索したりしながら読みまし

    0
    2024年05月05日

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