ゆうずどの結末

ゆうずどの結末

814円 (税込)

4pt

こんな結末は耐えられない――。
大学に入学して3か月、菊池斗真はサークルの同級生・宮原の投身自殺を目撃してしまう。死因に不審な点もなく遺書もあったことから、彼女の死は自殺と断定された。
宮原の死から数日後、菊池は同じサークルに所属する先輩の日下部から、表紙にいくつかの赤黒い染みがある本を手渡される。それは、宮原が死の瞬間に持っていた小説らしい。
「ゆうずど」というタイトルの小説は角川ホラー文庫から刊行されている普通のホラー小説で、特に宮原の死と結びつけるような内容は描かれていなかった。
しかし、本を読んだ日下部はその翌週に自殺をしてしまう。
そして日下部の死後、なぜか菊池の手元には「ゆうずど」の本が現れていた。
何度捨てても戻ってくる本。そして勝手に進んでいく本に挟まれた黒い栞。自分にしか見えない紙の化け物。
菊池は何とか自らに迫る死の呪いを回避するために、ある手段を講じるが――。

その■■を、絶対に読んではいけない。
あなたの身に恐怖が迫る、新感覚ホラー誕生!

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ゆうずどの結末 のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ 2024年04月14日

     久しぶりに背筋がゾワゾワする感覚を覚えた読書体験だった。謎のホラー小説『ゆうずど』に呪われた四人の物語+プロローグ+エピローグ(最終話)からなる短編集で、読んでいて不気味な雰囲気に取りつかれるような感覚は『リング』や『近畿地方のある場所について』に似たものを感じた。黒い栞を目にする度に背筋が凍るよ...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2024年03月19日

    怖かった!!それぞれ違う登場人物が、伝説の呪いの本に翻弄される。現代的な話もあれば、牡丹灯籠みたいな古典的な話もあり、バラエティ豊かだった。そして全部怖い。

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    Posted by ブクログ 2024年03月17日

    単純に凄惨な結末になるのではなく、ミスリードや伏線によって意外な展開に発展したところが面白かった。
    各章に繋がりがあれば更に楽しめたかもしれません。挿し絵も怖くてステキでした笑

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    Posted by ブクログ 2024年03月03日

    怖くて面白かった。何度捨てても戻ってくる本というのはどこかで読んだ気はするけど…。読んでも呪われない人もいるというのは救い。

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    Posted by ブクログ 2024年03月13日

    予想以上にホラーでした。しかし、最後まで読んでほしい本です。

    自分にしか見えない。でも、自分にはどうしようもない。この状況ほど怖いものはないなと思います。
    ホラー色が強くありながらも、伏線や意外な結末もあり、ミステリーとしても楽しめました。でも、やっぱ怖かったです。

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    Posted by ブクログ 2024年03月10日

    体験型ホラーと帯に書いてある通り読者を巻き込む形のホラーで、こういうのが苦手な人だとめちゃくちゃ怖いのでは。話は連作短編ぽくなっており、ずっとこのノリだと飽きるかな?と思っていると、ミステリ風にすぐ裏切って来るのがとても良かった。実際の本を題材にするところは、紙の本に貢献する意味でも良い取り組みだと...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2024年03月03日

    読んだら死ぬという呪いの本にまつわる連作短編集。
    何とか助からないのかな…とかどうやったら呪いが解けるのかな…などとハラハラして読んでいましたがいつの間にか恐怖が身近に迫って来ていました。
    友達や家族に勧めたいけど貸したくない本です。

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    Posted by ブクログ 2024年04月28日

    呪いの本を読んだ人は死ぬ。
    よくありがちなテーマだけど、ちょっと新感覚な書き方でおもしろかった。
    あまり怖くはなかった。
    著者の他の作品も読んでみようかな。

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    Posted by ブクログ 2024年04月28日

    「ゆうずど」というホラー小説を読むと呪われて死ぬ。その呪われた本に翻弄されていく人達の物語。本の結末は人それぞれで自分で興味本位で手に取って呪われる場合もあれば、他者を呪わせて殺害する目的で使う場合もある。何にしてもその呪いから逃れる術がほぼないところに恐怖を感じる。この本を読み終わってしまった自分...続きを読む

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    ネタバレ

    Posted by ブクログ 2024年03月17日

    1章を読んで、色々な結末の種類で怖がらせてくるだけかと思ったら、良い意味で裏切られてどんどん読み進めてしまった。
    4章では、ゆうずどが本来産まれてくる子供に代わって出てくるんだろうと思っていたら、そもそも妻も存在していなかったのが分かって驚いた。

    かなり面白かった。

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