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婚約者の一花が病気でこの世を去った――。哀しみにうちひしがれる僕に一通の手紙が届く。送り主は亡き恋人。そこに記してあったのは、「謎解き」だった。彼女から出される謎を解いていくたびに、明かされていく恋人の想い。喪失と再生。「誰かを愛するということ」の大切さが胸にささる、涙なしでは読めない恋愛ミステリー。第6回「双葉文庫ルーキー大賞」受賞作。
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Posted by ブクログ
単純純粋な恋愛小説。 なのに、なのに、すごく響いて心に残った最高傑作。 不思議な感覚です。 ありきたりで、単純なのに、、、 感動必須。
号泣必至とありますが、涙するほどでは無いにせよとても良く出来た綺麗な作品でした。 年明けから心が重たくなる作品が続いていたので、久々に心が軽くなる気がしました。 内容としては特に斬新だったり意外性がある訳ではないですが、お話もまとめ方もとても綺麗で好きでした。 登場人物の気持ちの面で少しそこまでは上...続きを読む手く行き過ぎではないかな、、、と感じるところもありますが小説ならではですね。
彼女が遺したミステリは、二人が歩む物語だったんだね。 婚約者であった君を亡くして自暴自棄になっていた僕の下に一通の封筒が配達されてくる。宛名も消印もない封筒から出てきたのは、亡くなった君からの謎掛けだった。どうして今さら、君は僕に謎を解かせたいの?解いた先に君はもういないのに…。 それでも僕は君...続きを読むの遺したメッセージを受け止めに歩み出す。どんな結末が待っていても「きみなら大丈夫。きっとできる。」と君が応援してくれるから。 久し振りの一気読みでした。 「号泣必至」の謳い文句の帯は別としても、読みやすくて読後感も程良い作品でした。誰かに何かを遺すというのは重荷であろうし、お互いに辛いものだと思いますが1つの愛の意味として素敵だと感じました。
深いですね、この彼女が凄すぎて… 鈍感なアタシが一つ知りたいのが、何故彼女は死に際に彼に外出の頼み事をしたのか? 素直に受けると死の瞬間を見せたくないから…でしょうが、多分違うんでしょうね、この彼女は。 アタシの推測ですが死に際に彼が立ち会った場合、彼は二度と立ち直れなくなるから…だから遠ざけた。 ...続きを読むが正解だと思う、死までの少ない限られた時間を全て彼の為に使う、コレが彼女の凄いと感じた理由です。
ミステリと書いてはあるが、王道な恋愛小説。 でも最後まで読みやすいし、普通に感動した。 オチが途中でわかってしまうのと、衝撃的な展開がないのでちょっと物足りない。 感動ものの恋愛小説が読みたい万人受け。かな。
帯に書いてある号泣するかはそれぞれだけど、テンポよく進んでいく物語の流れは読んでいて心地よかった。映画を観ている感じ。きっと映画化されると思う。ちょうど2時間位でまとまり良い内容だと思う。
遺した謎を思い出を振り返りながら解いていくストーリーは面白かった。 号泣必死かどうかは、とりあえず置いておいて。 読後感はスッキリで読みやすく、気持ちの良い本だった
「号泣必至」と書いてあるようなものって読むの抵抗あるというか、少し身構えてしまうのだけど、これは読んでよかった。 彼女が彼のことをどれだけ理解して、信頼して、愛していたのかが読み進むごとに胸にささった。 今の自分にも大切な人がいるからこそ、より強く思った。 自分がいなくなった後、大切な人が前に進...続きを読むむ障害になってしまうと分かっていても、私だったら、最期は側にいてと言ってしまうかもしれない。多分そこに正しいとか間違いとかないけれど、一花は強い。
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彼女が遺したミステリ
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伴田音
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