小さいおうち

小さいおうち

597円 (税込)

2pt

昭和6年、若く美しい時子奥様との出会いが長年の奉公のなかでも特に忘れがたい日々の始まりだった。女中という職業に誇りをもち、思い出をノートに綴る老女、タキ。モダンな風物や戦争に向かう世相をよそに続く穏やかな家庭生活、そこに秘められた奥様の切ない恋。そして物語は意外な形で現代へと継がれ……。最終章で浮かび上がるタキの秘密の想いに胸を熱くせずにおれない、上質の恋愛小説。第143回直木賞受賞作。山田洋次監督で映画化。

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小さいおうち のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    女中の話。昔の裕福な人とそのお仕えの人の話、最近好き。裕福な人はとことん裕福に煌びやかに、その世界観が好き。最後までしっかり読み応えのある1冊。ラストもいい感じでした。

    0
    2024年04月20日

    Posted by ブクログ

    おもしろい。昔の日本語の美しいこと。品があふれてる。言葉尻から人となりまで垣間見れ情景が目に浮かぶ。
    コロナや戦争、現代と近しい部分も多く、なんだか似たような状況だと時代は繰り返し、もしやまたここに書かれてるような世界になるのでは!そうなったときのヒントなんかないだろうか。等
    現代と照らし合わせなが

    0
    2024年03月28日

    Posted by ブクログ

    大好きな本です。
    辛く、暗い時代だったけど、それだけじゃない。幸せもあったし、人々の生活もあった。悩みも間違いもあった。痛感させられる作品。

    0
    2024年02月26日

    Posted by ブクログ

    昭和の市井のある女中と家族のひとつの物語。歴史の流れの中でもあったはずの素朴な日常と、それでも大きな流れに争い、それでも理不尽な選択を迫られる時代。タキや健史の[頭の良い振る舞い]の結果がどうだったのか、様々な解釈ができるが、それがよかったかどうかはわかりようがなく、その問いの答えを探し続けるしかな

    0
    2024年02月13日

    Posted by ブクログ

    昭和の市井のある女中と家族のひとつの物語。歴史の流れの中でもあったはずの素朴な日常と、それでも大きな流れに争い、それでも理不尽な選択を迫られる時代。タキや健史の[頭の良い振る舞い]の結果がどうだったのか、様々な解釈ができるが、それがよかったかどうかはわかりようがなく、その問いの答えを探し続けるしかな

    0
    2024年02月13日

    Posted by ブクログ

    なんの前知識もなく
    ノンフィクションだと思って読み進めてしまった!
    自分でも言ってるけどタキさんって本当に賢い女中さんなんだなって感動しながら。。。

    戦前〜戦後の時代の空気、
    東京と田舎の景色が手に取るように伝わってきて、
    タキさんと奥様の絆や
    甘やかされ放題のおぼっちゃまの姿からも
    あたたかみが

    0
    2024年01月05日

    Posted by ブクログ

    第二世界大戦。歴史書には書いていない、戦争へと突入していく生活感が、彩鮮やかに描かれている。
    なんといっても、ラストの章がこの作品の深みを増させている。ぜひ、読んで感じていただきたい。

    0
    2023年11月08日

    Posted by ブクログ

    青春としての若い時代を
    女中として捧げたタキが
    年老いて日記を残す。
    その日記を甥が見つけ、
    読み進めていくという視点で始まる。

    穏やかに、贅沢に始まっていく生活。
    すべての出来事が幸せへの積み重ねで、
    何か特別なことがあるわけでもないのに、
    それらは記憶に残っている。

    でもそれは、戦争がはじま

    0
    2023年10月25日

    Posted by ブクログ

    可愛い装幀の表紙に、
    可愛いタイトル。
    さえりさんの本棚にあった本が気になって、読んでみました♡ありがとうございます。

    昭和初期が舞台。
    女性目線で進むこの物語は、
    ハイカラで色彩あふれる当時の日本の姿が目に浮かぶよう。

    女性は家を守る風潮が強かった時代。
    男性の難しい世界のことはわからないけど

    0
    2023年05月03日

    Posted by ブクログ

    何度目かな、再読
    ほんと好きな本。文体もすき。

    時子の危うさとエロスと、板倉のフニャフニャしつつ意外とやるとこ(これはどっちかというと映画の感想かな)、タキちゃんの強さと哀しみ。
    時局に流される時子の夫や会社の社長。
    そういうみんなのそれぞれを、根こそぎ奪う戦争への怒り

    0
    2023年05月09日

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