織物の文様と文学—— 絵絣からタペストリーまで

織物の文様と文学—— 絵絣からタペストリーまで

2,420円 (税込)

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一枚の織られた布が繰り広げる文様と文学の世界/文様が語る死と再生のドラマをあなたに!

これまで言及されることが少なかった、織物の文様と文学の関係を解き明かした画期的な書である。織物の中でも特に日本の絵絣の文様分析をした上で、人々の生活に染み込んでいる民話や神話や俳句などを取り上げ、幅広い観点から論じている。そうした絵絣の文様を単に日本的な視点だけで捉えるのではなく広く世界に目を向け、東西の文様の交流を明らかにした。摩滅しやすい布は残っていないことも多い為、文様が描かれている遺跡や絵画等も分析の対象とした。織ることの意味についても、文学を通して探っている。
発行元:ぽみえ書房

【目次】
序章 絵絣研究への新たな試み
絵絣の文様研究への本書の視点
絵絣とは何か
なぜ今、絵絣なのか
本書の構成
第一章 絵絣の文化史
絵絣の歴史
絵絣の種類
絵絣の現状
堀江友聲と絵絣
第二章 絵絣の文様分析
亀の文様
竹の文様
鳥の文様
文字の文様
堀江友聲の画にみる絵と文字
第三章 東西の菱形文様にみる死と再生
イランの織物と絵絣の菱形文様─ターク・イ・ブスターン
古墳における文様─中国・ロシア
絵画における文様─フェルメール
西洋のタペストリー
終章 織ることの意味
織物と祈り─『死者の書』
言葉と織物─『水の神』

【著者】
星谷美恵子
獨協大学大学院外国語学研究科博士後期課程フランス語学専攻単位取得満期退学。博士(フランス文学)。フランス文学と織物の文様研究、建築の三分野に携わる。
『『失われた時を求めて』における父親像─赦しとエクリチュールの間に』(彩流社 2018年)
主な共著
「花菱の文様にみる東西交流─イラン織物と絵絣の関連から」(『東西交流とイラン文化』(アジア遊学137号)井本英一 編、勉誠出版、2011年)
「織物の文様」(『神話・象徴・図像』篠田知和基 編、楽瑯書院、2011年)

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