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あの禁断の三日間が身体にこびりついている――十五年後、再会したふたりは!? ある日、犬の散歩をしていた小学六年生の志摩佳月は、虐待の痕がのこる小学一年生の明日見柊を拾う。秘密の場所に柊をかくまった佳月は、お世話をするうち、恍惚にも近い感覚を覚える。ところが三日目、監禁の発見におびえた佳月はやむなく柊を解放。同じころ、柊の父親が行方不明になる。(「わたしのいけない世界」より) “欲”に目覚めた女たちの珠玉の連作短編集
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Posted by ブクログ
お金持ちの女の子は欲しいものは何でも手に入れそれが当たり前だった。両親に犬が欲しいとねだった時2人とも野蛮だからと認めなかった。 虐待されている男の子と出会い助けたい気持ちと欲しい気持ちが混ざって軟禁をする。 ねっとりした感触の小説だった。
「アルバローズの床」 「わたしのいけない世界」 「明るいひかげ」 「わたしの素敵な世界」 四話収録の連作短編集。 終始不穏な空気に包まれていた。 小学6年生の志摩佳月は、ある日、虐待の痕が残る小学1年生の柊を拾い、自宅の地下シェルターに匿う。 一見善意の行動に思えるが、佳月の行動には支配欲や執着...続きを読むなどの危うさが感じられる。 15年の時を経て再会した佳月と柊。 佳月の夫で幼馴染の琉人も加わり、掴みどころのないこの三人が一体どこへ向かうのか全く予測不可能な展開だった。 人の心の奥深くに潜む邪悪な欲望を覗き込んでしまった様な読後感。
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