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1995年1月17日、兵庫県一帯を襲った阪神淡路大震災。死者6347名を出したこの未曾有の大地震には、数々の不審な点があった……『下山事件』『TENGU』の著者が大震災の謎に挑む長編ミステリー。
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Posted by ブクログ
阪神大震災を皮切りに様々な巨大地震が人工的に操作されている。 本当にそうだとしたら地震を止める研究に着手すればいいのに。人間は破壊する事に関しては得意分野なのだろう。 今度はどこが人工地震が起きるのだろうか。アメリカ軍が撤退したアフガニスタンで何か起きるのか。冬季オリンピックの北京で起きるのか。。...続きを読む。
あくまでもフィクションだとしながら、これはすごく本当っぽくて、おもしろかった。信じるかどうかはあなた次第ってやつ。この作家は注目しよう
柴田君のこのジャンルへの取り組みを評価する声が多いなぁ。天狗やカッパの話もおもしろかったけど。もう少しフォローしたい作家やな。頑張りや。
阪神淡路大震災から13年。日系ジャーナリストの松永はCHISATOと名乗る女性に導かれ、阪神淡路大震災の取材を始める。 あの地震は人工地震だったのか? と言う説に基づいて、ストーリーは進みます。 「人工地震」なんてまさか!と思いますが、この本を読んでいると「本当にこれは人為的に引き起こされた地震な...続きを読むのかもしれない」と素人である私は思いました。 かなり説得力があるんです。この地震が起きたことによって誰が得をしたのか?とか政治的な陰謀も含め、本当にリアルでした。
戦後最悪の首相は誰か。記憶に新しいところでは原発対応を失敗した菅直人だとか、いや、格差社会を助長した小泉純一郎だとか、ちょっと戻って派閥金権政治の象徴である田中角栄だとか、いろいろ意見はあるだろう。しかし多くの国民を見殺しにしたという点においては、間違いなく村山富一だ。 1995年1月17日未...続きを読む明に阪神淡路地方を襲った未曾有の大地震。真冬の寒さのなかで倒壊した建物の下敷きになり救助を待つ人に、襲いかかったのは大規模な火災だった。道路は寸断され、消防車は行く手を阻まれ、消化活動ができない。このような大規模災害時において救助活動ができる能力があるのは自衛隊だけだが、自衛隊は出動要請が来なければ部隊を出すことができない。 被災地の行政は機能が麻痺した。このような非常時には中央政府が一刻も早く救援体制を組まなければいけないのに、村山首相は、あろうことか緊急性のない会議に出席し、事の重大性にようやく気づいたのは、地震発生から6時間以上が過ぎた正午ごろ。その間なんの手も打っていない。迅速な対応があれば救われた命が、どれだけあっただろう。 この本は、事実をもとにした創作だが、震災時の地方自治体、自衛隊、そして内閣の対応などは、どれも事実と思われる。(麻生幾のノンフィクション『情報、官邸に達せず』をむかし読んだが、おおよその事実関係はこの本と同じだった記憶がある) この部分を読むだけでも、とても勉強になる。いま話題になっている自民党の「国防軍」構想には賛成しかねるが、自衛隊が今の憲法ではがんじがらめだ、ということは、やはり考えなくてはいけない問題だと思う。 しかし、この本の主題は別のところにある。阪神淡路大震災は人為的に惹き起こされたもので、その裏には政財界を巻き込んだ巨大な陰謀があったという設定だ。 そこから物語はフィクションになってくるので、陰謀論とか地震兵器などの都市伝説的な小説が好きな人は、かなり面白い展開になってくる。荒唐無稽と退けるのは簡単だが、ここで述べられているような兵器の形態は、はっきり言ってそんなに難しい技術でもない。また故意ではなくとも、海底資源開発などの場合、掘削による活断層へ海水流入などで地盤が緩み、大規模地震を誘発する可能性も現実味がある。シュミレーションノベルとしての完成度は非常に高い。 情報が盛りだくさん過ぎて、素人にはどこまでが本当なのか判断できないので、巻末で専門家が解説をしてくれたら、なお良かった。
人工地震という「本当にそんなのがあるのか?」と思う題材だが、臨場感あふれる表現で本当と思わせる力があった。実際に阪神淡路大震災が人工地震だったのかはさておき、陰謀史観の観点からも楽しめる作品。
あくまでもフィクションとうたっている爆発テロ、大地震(GEQ)とそれに絡んでくる政府の陰謀が現実と交錯し、まさか、、という気になってくる。 数分前までの日常が、一瞬にして消え去り、過去のものとなってしまう。 多くの命が奪われてゆくのが辛い。 本当に気象庁は何かを知っていたのだろうか。 政府の都合で情...続きを読む報が操作されていたとしたら。 松永と麻紀の心の通い合いも気になる。 ボリュームといい、迫力といい満足のいく作品であった。
阪神・淡路大震災の影に、実は国際的な陰謀が蠢いていた。阪神、東京、アメリカ、北京五輪を控える中国を舞台に、日系米国人のジャーナリスト、ジョージ松永が真相に迫る。 ノンフィクションも手がける著者の柴田哲孝氏だけに、事実を織り込みながら読者を惹きつける。 阪神大震災では、法律的な手順の問題などから、...続きを読む自衛隊の出動が遅れ、災害派遣法が改正された。この時、重点的に変えられたのは原子力災害への派遣規定だった、という。 少し長いが引用する。 「松永は、胸騒ぎを覚えた。阪神淡路大震災の教訓を踏まえた自衛隊法の改正であるはずなのに、なぜ”原子力災害”なのか。当たり前に考えれば、原子力発電所の事故に対応するということなのだろう。だが、それにしては”地震災害”よりも明らかに”原子力災害”を重視しているのが不自然だ。これは単なる災害派遣法の改正ではない」(ハードカバー版P181) なるほど。政府は当時から地震に連鎖して原子力災害が起こることをある程度、予見していたのか。地震の規模はともあれ、原子力災害自体は「想定外」ではなかったのだ。
1995年1月17日阪神淡路大震災。 大地震は果たして、自然災害なのか。 主人公の日系ジャーナリストが、重要証言を集め始めると... 9.11の米テロが陰謀説だということは、数多くの著書が記されている。政府ぐるみでユダヤ資本に莫大な資金がもたらされたのは周知の通りだ。 ワールドトレードセンター...続きを読むをタダ同然で解体し、数十億ドルの保険金がユダヤ系オーナーの懐に入った。 90年代以降の殆どの大規模地震が自然災害ではなく、人工的に引き起こされた人為的経済効果だと。 被災による経済損失よりも、復興特需による経済効果は遥かに凌ぐ額が生まれる。 本作は事実に基づくフィクションである。 丹念に地道に、情報を集め、作り込まれたジャーナリズム精神に基づく柴田氏の本作は、相変わらず読み応え十分だ。 松本清張の後継者に足り得る作家だ。
阪神大震災、9.11などの陰謀説を説いた小説。 「信じるか信じないかはあなた次第」 と言われている様な気もするけど もし真実が含まれているなら、かなりの衝撃です。 火のないところに煙は立たぬと言いますが、本当のところはどうなのでしょう。 震災では沢山の人たちが辛い思いをしてきました。 もちろん...続きを読む今も終わった訳ではありません。 あんな辛い出来事が人の手によって起こされたとは私は思いたくないなぁ。 悲しすぎる。
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