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その歌の才により皇后の寵愛を受け、「歌子」と名付けられた女官がいた。しかし、その後女は“妖婦”と新聞で取り上げられる。明治の宮廷を襲った一大スキャンダルの真相を暴く、林真理子最初の歴史小説。
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Posted by ブクログ
タイトルのみで手に取ってみたが、普段は全く読まない時代小説であったので「読み切れるだろうか?」不安に思いつつも読み進めました。 歴史が違って習わしが違えど、人間の本質は変わらず、、下田歌子をとりまくスキャンダルや人間関係の恨み妬み等はなんとなくですが読み取ることがでました。目立った才能は好奇の目で...続きを読む見られ、何かと噂されてしまう。
途中までは面白かったんだけどなぁ。 宮中のしきたりとか。 無知で申し訳ないのだか、そもそも下田歌子を知らなかったのてこの本がどこまで史実に基づいてるのかわからない。 でも男はなにも分け与えてはくれないというのは、正しいなと思った。 結局、新聞に載ったスキャンダルはどこまで事実だったんだろー
私にとっては馴染みのない時代の本でした。 けれども、今まで名前しか知らなかった方々が生き生きと動く姿が想像できて楽しく読めました。これを機にこの本で登場した方々のことをもっと知りたくなりました。
林真理子さんの描く下田歌子に吸い込まれていった。いったいこの人はどういう人なんだとどんどん興味が湧いてくる。 宮中に入り皇后に寵愛され歌人として名を上げていたが、一方では薄暗い宮中ではひそひそと噂の的、波風を起こしている。 社会に戻れば華族女学校、学習院女学部では校長として奮闘していたが、伊藤博文、...続きを読む山縣有朋他、調べればすぐ出てくる男性と浮き名を流す。華やかな鹿鳴館、賑やかな声が聞こえてくる中で歌子への冷ややかな眼差し。 平民新聞のあれは本当だろうか?指導者として、女としていろんな面をもつ下田歌子がそこにいた。
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