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神戸児童連続殺傷事件から七年の年月が経ち、「少年A」が仮退院した。酒鬼薔薇聖斗の性的サディズムは、本当に克服されたのか!?元東京少年鑑別所法務教官が、医療少年院で行われた極秘の贖罪教育・矯正教育といえる「少年A更生プロジェクト」の全容を初めて明らかにした、衝撃のレポート。
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Posted by ブクログ
神戸連続児童殺傷事件においての犯人酒鬼薔薇聖斗の少年Aの矯正の過程。これは今まで私が読んだ本で一番面白かった。まだ学生の頃にこのニュースが広がってずっと興味深いものがあり、少年の生い立ちや事件を起こした理由などが気になっていました。この本で全てが理解できました。矯正の過程もよく分かりました。そして完...続きを読む全に酒鬼薔薇聖斗が消えたことにおいては私もすごく嬉しかった。やはり周りのサポートってすっごく大事なんですよね。少年の両親の手記この子を生んで…も読んでみたいと思っています。
少年Aの「矯正」の経過がメインであるが、事件の詳細や生育歴も書かれてあり、理解しやすい。筆者が最後に少年Aには自らの口から真相を語ってほしいと書いているが、実際に「絶歌」という本人の手記が出版された。絶歌を読むにあたって合わせてこの本にも目を通しておくべきだろう。少年Aは寛解したとのこと。支援者の熱...続きを読む意を感じる。それとともに、解説で有田芳生が少年Aは生育半年から母親に体罰を加えられていたと語っている事実には驚いた。第二の少年Aが出てこないためにはどうしたら良いのだろうか。
あの少年Aが医療少年院を経てどう更生しますかお立会い。 そういうセンセーショナルな内容であるし、アタシも俗物なので、そのへんに惹かれて読むわけです。そも、医療少年院での「矯正」とはなにをするのか。 で、有り体に申せば、「諸処の事情で普通の人間と違って精神的に育たなかった部分があるから、も...続きを読むう一回その部分だけ育てなおそう」となる。こうやってみるとやっていることは「正しく矯める」のではなくて、発育不良の部分を暖かく伸ばしてやろう、みたいな。 で、事件から2,500日、少年Aは手に職をつけて仮出所となります。世間に出してしまって、こやつ大丈夫なのか。本文を読む限り大丈夫そうではあります。 が、しかし、ただしかし。最終章がすごかった。 被害者の、殺された3人の家族は、まだ何も片付いてないのです。 日本の精神医療すげー! の反面、喪失から先の歴史はひとつもないのだ。 おそらく書き手も、自分の取り扱っているもののセンセーショナルさと危険性をよくわかっていらしたと思います。それゆえの配慮の行き届いた、緻密な仕事、でした。
2010年に読んだ本の中で1番考えさせられた。人の歪みはみんなで助けてあげられる。この世の中でどれだけ他人の叫びに気づけるか。
この間少年Aの両親の本を読んだので、この本を見つけて読んでみました 更生に関わられた全ての方の大変さと努力と愛情を感じ、表面しか知らなかった事件のその後の事実を知りました。 仕事だからといってできる範囲を超えていると思いました
少年Aは、母親に対して、愛されたいという思いと憎しみのアンビバレントな感情を抱いていたようだ。 少年Aは、性的サディズムを抱いていた事は、確かなようだ。 この本を通して、日本の少年院では非常に高度な更生プログラムがなされている事を知った。 自分の残酷性に全く無頓着であった少年Aが、多くの関係者...続きを読む、スタッフの努力により、最後には、被害者に一生掛けて償いたいとなるまで、更生できたのは、ある意味、奇跡的であると思う。 しかしながら、何ら反省せずに更生に失敗した場合に比べて、ベストな結果であったが、国家プロジェクトで、犯罪を犯した少年Aに、多くの優秀なスタッフが関わり、手厚い更生プログラムが行われたのは、被害者の事を思うと、また、一国民としても複雑な思いを抱く。
あの有名な酒鬼薔薇聖斗を更生させようと奮闘した少年院の人たちの話です。かなり主観が入っているので実際はどうか分かりませんが、奮闘した感は伝わりました。著者自身が少年院で勤めていたけれど、ハラスメントを受け退職してジャーナリストになったという経歴があるので、ちょっと偏った見方がある感は否めません。でも...続きを読む、彼が性的サディストだったとは知りませんでした。
世間からの憎悪の的となった事件の加害者が、少年であったために、矯正を試みることになったプロフェッショナルたちの姿が生々しく描かれています。 著者も、かつて同じ職場で志を持って働いていたからこそ、そこで現実に立ち向かう姿を本音でとらえることができたのではないかと感じます。 一方で、それを苦々しく思...続きを読むう人々の存在も描かれています。いかに生きるか、いかに信じるか、そして、いかに罰するかについて、考えることができるでしょう。
ふとすると普通に再生の物語として読めてしまい、その度に被害者の事を考えて我に返りながら読んだ。応援したくすらなった。ただこれが出版されて10年経って彼が手記を出版したりウェブサイトを立ち上げたりしているのを見ると、なんだか少し虚しくなるし、この10年彼に起きたことの凄まじさすら想像してしまう。それに...続きを読むしても、ジャーナリズムってのは今から仮にも更生しようとしている人の姿をこうまで赤裸々に世に送ってしまっていいものか?前述の彼の行動もこれら全ての報道(全てが悪とは言わない)に一因を感じてしまう。つまるところ、壮大な祭りとして扱われたって事なのかな。
読み物としても、充分に読み応えのある一冊。楽観的というか、著者の希望的観測のようなものを感じなくはないが、理にかなっているというか、筋が通っていて分かりやすい(その分かりやすさがモヤモヤする原因であるが)。 矯正に携わった方々のことを、被害者やその遺族のことを思うと胸が締め付けられる思いがする。
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