理想の夫

理想の夫

◆1895年ロンドン。将来有望な政治家ロバートと貞淑な妻ガートルードは、だれもがうらやむ理想の夫婦。そして、自由気ままな独身貴族アーサーは、ロバートの親友で、ガードルードとも昔馴染みの間柄だった。◆ある日、ロバートが催した夜会に、妖しい魅力のチェヴリー夫人が現れる。◆彼女は、ロバートが犯した不正の証拠をちらつかせ、ある投資事業に便宜を図るよう迫る。◆脅迫を拒めば、社会的地位も妻の愛も失ってしまうと苦悩するロバート。すべてを打ち明けられたアーサーは、親友を救うために、チェヴリー夫人と対決することを決意するが……。◆優雅な社交界の裏で繰り広げられる、華麗な嘘と激しい火花の散らし合い。果たして恋と陰謀の行方はいかに!? ◆ワイルドのテンポよい展開とウィットに富んだセリフが光る、人間ドラマの傑作。 ◆2022年2月、宝塚・星組で本作を原作とした「ザ・ジェントル・ライアー~英国式、紳士と淑女のゲーム」が、同2月、新国立劇場で本作「理想の夫」が上演される。これが本作の日本で初めての上演となる。

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理想の夫 のユーザーレビュー

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    Posted by ブクログ

    19世紀末のロンドン社交界を舞台に理想の夫を巡って女性達とそれを取り巻く男性達の思惑を描く。理想の夫・ロバートの秘密、ウィットに飛んだ会話劇と心理戦、特にチェヴリー夫人の悪女っぷりが見所。時々お互いの認識が食い違っている点もコミカルで面白い。ヴィクトリア調の華やかな衣装、会話からは窺い知れない心の機

    0
    2022年08月20日

    Posted by ブクログ

    宝塚で舞台化されるのを期に復刊されたので勝ってみた。
    まだワイルドはサロメしか読んでなかったから、こんなに軽やかに面白いコメディだとは思わなかった。
    全てが丸く収まって大団円、というところで、たしかに宝塚別箱でやるのにちょうどいい登場人物数とストーリー。
    男がどう、女がどうみたいな台詞は今読むと眉を

    0
    2022年02月14日

    Posted by ブクログ

    ウィットに富んだおしゃれな英国古典文学。おしゃれで小粋なやり取りと、入り組んだ人間関係にワクワクします!

    0
    2023年12月28日

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