美少女とぶらり旅

青季ふゆ / いちかわはる

忙しない日常から逃れて旅がしたい！ そんな望みを、学年一の美少女と叶えられたら？

東京に住む高校生、高橋翔は窮屈な日常に嫌気がさして旅に出ることを決意。駅のホームに着くと同級生、七瀬涼帆の姿があった。
思い詰めた様子の彼女を見て、翔は「俺と一緒に旅に出よう！」と誘って――。

最初は不信感たっぷりだった七瀬も、いつもの鉄仮面を脱いで足湯にほっこりしたり、ご当地グルメに舌鼓を打ったりと満喫し始める。

「べ、べつに楽しんでなんかないんだから！」
「私、夕陽が好きだったみたい」
「ありがとう、私を旅に連れ出してくれて」

ワケありクーデレ美少女と紡ぐ、解放感120％の旅ラブコメ！

• カテゴリ: ライトノベル
• ジャンル: 男性向けライトノベル / 富士見ファンタジア文庫
• 出版社: KADOKAWA
• 掲載誌・レーベル: 富士見ファンタジア文庫
• 電子版発売日: 2021年12月18日
• コンテンツ形式: EPUB
• サイズ(目安): 10MB

[ブクログ · ★★★★☆]

家出少年が自殺未遂少女（クラスメイト）と出会って旅に出る話^^　

冒頭の出会いはラノベ的には正直わりとよくある設定なのでいつものボーイミーツガール的なお話だろうなあと思って読んだ。
その認識はあながち間違いでもなく、熱海や浜松や沖縄の観光スポットでの遊びありその場での出会いありの二人旅が描かれて、それはそれでなかなか楽しかった。
このまま親しくなってラブコメで終わるのかなと思っていたのだけど、少女の自殺未遂原因が明らかになってからの失踪で物語がいきなり山場になった。
主人公の焦りや激情が描かれる展開は素直に良かった。

ラストはホッとしたけれども、手放しのハッピーエンドとは言えない。この先が大変そうだなあと思う。
いやいっそ、嫁にもらえよ！とか思ったけど^^

[おでん · ★★★★☆]

纏まりGOOD

タイトル通り旅に出る物語で、序盤はもうとりあえず旅に出るってことで、昨今のラノベらしく深く考えずささっと二人が出会って旅立つ。
そこからなんというか、登場人物やその設定に真新しさ的なものを感じず、会話や二人のやり取りがラノベテンプレ的に感じて、なんかもうちょっと登場人物に魅力が欲しかったなぁと。
でも全部読むと纏まりが良くて、良い印象で読み終わることができた。

[ブクログ · ★★★★☆]

１巻 ２巻が出れば京都まで行くのかな。
二人が行ったとこが実際の地名や施設で楽しい。
さわやかのハンバーグ食べたい。
七瀬がロープウェイや飛行機を怖がるのは高所恐怖症だと思ったら違った。そこにそんな理由があったなんて…日常からの解放と囚われからの解放或いは脱出、主人公コンビ二人だけでなく２０歳JKと社畜嬢の話しでもあった。読み終わってから、後書きのコロナ禍で修学旅行や卒業旅行が無くなった人達への言及が染みたな。
二人の旅がどこまでも続きますように、七瀬が笑ってくれますように。

[ブクログ · ★★★★☆]

普段社畜な私を、和やかな気分にしてくれたいい作品。
綿密に取材された舞台を巡りながら、色々な人との出会いを通じて2人が徐々に心を通わせてゆく様を読んで、ほのぼの気分です。
久々に旅に出たいな～。特に、熱海の温泉でのんびり過ごしたい！
シリーズ化期待してます。