華に影 令嬢は帝都に謎を追う

華に影 令嬢は帝都に謎を追う

726円 (税込)

3pt

4.2

明治三十九年、帝都東京。千武男爵家の令嬢・斗輝子は、書生の影森怜司を供に、政府重鎮の黒塚伯爵家で行われた夜会に当主である祖父の名代として出席した。しかし夜会の最中に黒塚伯爵が何者かに毒殺されてしまう。不当な疑いをかけられた千武家の名誉のため、斗輝子と怜司は事件の真相を調べ始める。だが、その裏には身分に縛られ、ままならぬ生き方を余儀なくされる人々の大きな秘密があった。すべての真実を知ったとき、斗輝子は――。勝ち気な華族令嬢と怜悧な書生、対照的な二人による明治謎解き譚。
※本書は2014年、幻冬舎文庫より刊行された『帝都東京華族少女』を改題し、大幅に加筆修正したものです。

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華に影 令嬢は帝都に謎を追う のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    明治39年、帝都東京。
    千武男爵家の令嬢、斗輝子は、祖父・総八郎の言いつけにより、黒塚伯爵家での夜会に、名代として出席した。

    しかし、その夜会の最中に、黒塚伯爵が、何者かにより、毒殺された。

    当時、黒塚伯爵との間に、色々と、蟠りが有ると噂されている、千武男爵が疑われた。

    斗輝子は、千武家の名誉

    0
    2023年11月28日

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    華族のお嬢様と食客の書生が出席した夜会で、暴漢と不審死の事件が起こり、謎解きに乗り出す2人……と思わせておいて、2人が解決する訳では無い、闇満載の時代ミステリー

    すっごく面白かったです!

    華族とは何か、どのように成り立ち、祖父がのし上がって得た地位なのか、その暗部の上にある富と『お嬢様』

    単な

    0
    2022年09月22日

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

     じゃじゃ馬な令嬢とその家の書生の謎解き、だけだと思っていると物語の流れに驚かされます。

     幕末から明治にかけての闇。女性の地位。いろいろ考えさせられました。

     シリーズ化されるとうれしいなぁと思う作品です。

    0
    2021年12月18日

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    ひとの思惑をうまく拾う狸が裏で画策して、自分の手を汚さずにみんなを幸せに導く話ですが、読んでいて斗輝子や怜司とぐぬぬとなります。

    大狸が強すぎて、今のところ太刀打ちできない、ぎゃふんと言わせたい。いつか斗輝子が成長し、闘って勝つところが見たいです。狸のやり方よりもっと綺麗にまとめる方法を見つけてや

    0
    2023年08月12日

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    明治時代の(成金)男爵の娘としては勝ち気でお転婆。
    そんな彼女がある男爵の毒殺事件に巻き込まれて、それを華麗に解決!
    という話ではないのがこれ。
    確かに事件の謎は追っていくけれども、そこで突きつけられるのは勧善懲悪とはいかない現実の厳しさと難しさである。

    この話、実行犯については終盤にならずとも分

    0
    2022年01月22日

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