あきらめない「強い心」をもつために

あきらめない「強い心」をもつために

1,540円 (税込)

7pt

3.7

子どものための能力開発教室の経営者・講師で
池江璃花子を育てた著者の「池江式教育法」

私は結婚して3人の子どもを授かりました。
その後、ひとり親になったので、
3人の子を1人で育ててきました。
長女を出産した翌年に幼児教室を開き、
約30年にわたって、
講師兼経営者として働いています。
本書では、私自身が学んできたこと、
大切にしてきたこと、
3人の子育てや幼児教室で実践してきたことを
1冊に書かせていただきました。

「将来、自分のなりたいものをイメージして、見えたものを絵に描いてみよう」
私は、経営する幼児教室の小学生のクラスで、こういう課題を出します。この課題に、わが子も取り組むと、次女の璃花子は、いつも表彰台の真ん中で、金メダルをかけている自分を描きました。絵の横には「おリンピックでゆうしょうした!」という文字。

私自身、決して恵まれた環境で育ったわけではありません。子どものころの私は、将来の夢も、打ち込めるものもなく、自分にはいったい何ができるのだろう、といつも思っていました。
そうしたなか結婚し、仕事を辞め、出産や育児の勉強に熱中しました。その熱は、長女を妊娠するとますます強くなり、長女を出産した翌年に幼児教室を開きました。

スイミングクラブに通うわが子には、私から「水泳をしなさい」「速いタイムで泳ぎなさい」などと一度も言ったことはありません。私が大切にしたかったのは、「どんなことでも、そのなかで一生懸命努力すること」「強い心をもつこと」「最後まで投げださずにやり遂げること」「仲間を大切にしながら切磋琢磨すること」などだったからです。
おかげさまで、長女と長男は大学を卒業し、自分のやりたい道で社会人になり、璃花子の子育てもあと少しで終わる、と思っていたとき、その日は突然やってきました。
2019年2月、璃花子は「白血病」と診断されました。そして、病と闘い抜き、再びプールで泳ぐことができるようになりました。練習に励み、努力を重ねた娘は、選手として2021年の東京オリンピックに出場し、リレーの代表として泳ぎました。
わが子と教室の子どもたちに私なりに伝えてきた、「どんなことがあっても、最後まであきらめないで努力する人になる」。娘はそんな人に育ってくれたようです。

子育て中の方、子育てに関心のある方、学生さんやビジネスマンなど、社会で働く方々にも、この本が何か1つでも生きるヒントになることがありましたら幸いです。

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あきらめない「強い心」をもつために のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    多くの親御さん、指導者に読んでほしいと思いました。最後まであきらめない人になるための「3つのポイント」はぜひとも心がけて、子どもたちと関わっていきたい。

    0
    2022年08月15日

    Posted by ブクログ

    子どもが夢や目標を持ってイメージをする。無限の可能性を信じる、信じこませる。これが生まれてからずっと出来たら楽しい人生を歩める人になるだろうなぁ。

    0
    2024年03月21日

    Posted by ブクログ

    池江璃花子さんの実母による子育て、仕事との両立、我が子より(自身が経営する幼児教育で)他人の子を優先。“あきらめない「強い心」”は大人になった今も大切と感じるこの頃。

    0
    2022年06月19日

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