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Posted by ブクログ 2024年03月03日
妾の女が霊媒師家業、ハレー彗星接近。あれ??これって「岡山女」でやりましたよね??
あまりの既視感に再読かと勘違い。
江戸、明治、大正、昭和。岡山縛りの4つの怪異譚。
岡山弁は相変わらず怪談話と相性がいいとは感じます。
穴掘酒(大正時代)
刑期を終えた女が、愛しい男宛に書いた手紙の形式。
この話...続きを読む
Posted by ブクログ 2022年03月04日
じっとりとした
陰惨な暗さがあります
どれも 悪夢のような
暗く哀しい話です
怖さは ぼっけえ~のほうが
どぎつい怖さがありましたね
完成度も 高いです
でも これはこれで
やっぱり独特の 気持ち悪さは
さすが 岩井先生だな と
「穴掘酒」の男の手紙が
女をはめる気ま...続きを読む
Posted by ブクログ 2022年06月08日
以下、チラシの裏。
岩井志麻子を数作、集中的に読んだのは2017年。
その後は深追いすることなく、豹柄タイツでハッスルする姿やワイドショーで発言が炎上したりする様を、ネット記事で見知っていたが、実は心の奥底で、結構尊敬していた。
その根拠を思い出すと、2014年大晦日から2015年元日にかけて放送さ...続きを読む
Posted by ブクログ 2022年05月02日
ある男のせいで獄中に放り込まれてしまった女。しかし、女は男を恨むことなく、慕い続け牢の中で男に向けた書をしたため続けていた。やがて、恩赦のおかげで出所できた女は、同じように男に向けて手紙を書き続ける。男を想う一途な心を込めながら……。
***
前回絶賛した、「ぼっけえ、きょうてえ」の正式な後継作...続きを読む
Posted by ブクログ 2021年09月28日
岩井志麻子の明治から昭和初期を舞台にした貧困と土俗の信仰、迷信、伝説が入り交じった郷愁的で恐ろしい作品群、つまり「岡山モノ」の起源にして頂点「ぼっけぇ、きょうてぇ」の正統な続編ということで期待した一冊。
結果からすると「ぼっけぇ、きょうてぇ」の続編と名乗るには少々足りないながらも「穴堀酒」のようなト...続きを読む
Posted by ブクログ 2021年06月23日
岡山の田舎の闇再び。
『ぼっけえ、きょうてえ』より艶めかしさは少し薄まった印象だけど、作中の「ハレー彗星なんぞ、きょうてえものじゃあないで。ほんまにきょうてえものは、飢えじゃ。病気じゃ。戦争じゃ。そいから、人の心の中にあるものじゃ」を存分に体感できる。
一話目の「穴堀酒」は元女囚の書簡という形で話が...続きを読む
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