コンヴィヴィアル・テクノロジー 人間とテクノロジーが共に生きる社会へ

コンヴィヴィアル・テクノロジー 人間とテクノロジーが共に生きる社会へ

2,750円 (税込)

13pt

4.2

本書は、思想家/文明批評家のイヴァン・イリイチが提唱した概念「コンヴィヴィアリティ(自立共生)」を足がかりに、これからの人間とテクノロジーのあり方を探る一冊です。
テクノロジーが飛躍的に発展し、豊かさを手に入れた私たちは、道具を使いこなしているようでいて、実は道具に使われてしまってはいないでしょうか。また、「人新世」とも呼ばれる気候変動危機の時代にあるいま、行き過ぎたテクノロジーはいかにして再び「ちょうどいい道具」になれるのでしょうか。そのカギは、イリイチが示した適度なバランスを保つための「二つの分水嶺」という考え方にあります。
人間にとってテクノロジーとはどのようなものなのか。これからのテクノロジーはどうあるべきなのか。テクノロジー自体が自律性を持ち始めたAI時代に、人間と人間、人間と自然、そして人間とテクノロジーが共に生きるための「コンヴィヴィアル・テクノロジー」とは何なのか ── デザイン・イノベーション・ファームTakramで数々の先駆的なプロジェクトを率いてきた気鋭のデザインエンジニア・緒方壽人氏が、先人たちのさまざまな言説を辿り、思考を巡らせながら紐解きます。
実世界のあらゆるモノ同士がつながるIoTの未来を研究する「万有情報網プロジェクト」の各研究領域リーダーたちとの対話も収録した本書は、ものづくりに携わる人たちはもちろん、もはやテクノロジーと切り離せない生活を送るあらゆる人にとって確かな指針となるでしょう。

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コンヴィヴィアル・テクノロジー 人間とテクノロジーが共に生きる社会へ のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    これは自分に課せられた命題でもある。
    テクノロジーに関わる身として社会実装を進めていく立場として、忘れてはいけない。

    ちょうどいい道具とは。常にここに立ち戻らないと!

    0
    2023年03月29日

    Posted by ブクログ

    コンヴィヴィアルという言葉をテクノロジーの人がどうやって使っているのかに関心があり購入。テクノロジーの依存によって自律性が奪われるという危機感については深く賛同するし、道具や制度によっても同じことが起こりうる。
    デザインエンジニアという肩書も面白い。シンガーソングライターのような、何か2つを同時にや

    0
    2022年04月17日

    Posted by ブクログ

    分水嶺という考え方を学んだ。
    "自転車"がコンヴィヴィアルである
    という見解にグッときた。

    答えを出すでなく
    自分で考えるための著書。

    わたしも物事と物事の間合いを
    取れるようになりたい。

    0
    2021年08月31日

    Posted by ブクログ

    テクノロジーが急速に発達する中で、過度に依存せず共生していくにはどうすれば良いか。
    テクノロジーのブラックボックス化は今後も進んでいくと思うが、ある程度はその中身を理解して、テクノロジーを自ら操作・調整できるようにしておく事が、良い距離感を保つ上では大事になると思う。
    自分だけでは出来ない部分を、他

    0
    2021年06月05日

    Posted by ブクログ

    イヴァン・イリイチ
    自分とは異なる他者との出会い、共に生きる技術

    ちょうどいい道具としての自転車 バランス
    過剰なテクノロジー  物理的な力ではなく、圧倒的な量の複雑な情報の力

    デザイン =人間に着目し人間を動かす
    科学と技術が出会うのは19世紀から→人間が従う→人間中心デザインへ

    テクネー 

    0
    2022年06月13日

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