ブックライブでは、JavaScriptがOFFになっているとご利用いただけない機能があります。JavaScriptを有効にしてご利用ください。
無料マンガ・ラノベなど、豊富なラインナップで100万冊以上配信中!
来店pt
閲覧履歴
My本棚
カート
フォロー
クーポン
Myページ
3pt
シェフの亮は鬱屈としていた。創作ジビエ料理を考案するも、店に客が来ないのだ。そんなある日、山で遭難しかけたところを、無愛想な猟師・大高に救われる。彼の腕を見込んだ亮は、あることを思いつく……。
アプリ試し読みはこちら
Posted by ブクログ
みかんを添えなくても、肉からはみかんの匂いがするように、ぼくの身体には大高に教えてもらったいろんなことが染みついている。 --- 衝撃的に好みだった。まず冒頭が山から始まるところがとても良い。主人公同世代で仕事のモヤモヤとか気持ちもよく分かる。そして大高!!!!なんなの彼めっちゃ好き!!!!!2...続きを読む人の成長と友情と謎が解けていく爽快感が大変気持ちよかった。あとイッヌがトテモいい。読後感最高。 久々に2回読み返しちゃう本に出会ったよ。気付いてなかったけどこの前よんだ犬の話と同じ作家さんなのね。他の作品も読んでみたい。
旅のお供に一気読み。 近藤史恵さんの本は大好き。 シェフと猟師のお話だけども、最後の方、こう言う話になるのね、と思っても見なかった方向へ話が進んだ。 私も調理を仕事とする人間だけど、もっと大事に調理しようと思えた。 とにかく全てが美味しそう!
自分がジビエや食べることが好きだからだろうか この本と出会ったタイミングが良かったからだろうか 派手な本ではないが久しぶりの大ヒットだった 筆者も、食材や提供する人のことを考えながら調理された皿を味わうのが好きな人種だとわかる こういった食事の楽しみ方をする人はつい信用してしまう 大高のような暮...続きを読むらしについて最近考えていたので、それもちょうどよかったな
雇われフレンチシェフの亮、無愛想な猟師の大高、ジビエが好きなオーナー。それぞれがとても個性的なんだけどリアリティがあって、犬のピリカとマタベーも含めてみなが魅力的だった。 “そこで生きていた命を、ひと皿の料理にする。” そんな料理をこれまで食べたことはない。みかんの香りのするひよどりって何?ひよ...続きを読むどりどころかジビエもほぼ食べたことがないけれど、文章をたよりにどんな味なのか、どんな香りなのかを考えるのは楽しくて想像力がかきたてられた。
6/21 この著者の作品はどれも、自分が物語の第三者として俯瞰してみれる点がいい。 今回は食べるとは、生きるとはどういうことかを考えさせてくれました。 ジビエに関する初めての知識も興味深い!
ジビエ料理は食べたことはありませんが、食材や命について考える機会を得ました。また出会いは不思議な力を持っていると感じました。
ジビエ料理を出すフレンチレストランの潮田シェフ。 愛犬のピリカと狩猟のため山に入ったところ遭難しかけ、猟師の大高に助けてもらう。 そこからの縁で、ジビエ、狩猟、生き物の肉を食べるということについて深く考えることになる潮田。 ジビエ料理、私はあまり食べたことなくて、過去に一度猪肉をフレンチでいただい...続きを読むただけかなぁ。 友人が、知り合いが猟をやってて鹿肉をもらったという話をしていたことを思い出した。 私の住む地域では猪が駆除対象になってて、駆除した猪を美味しく食べよう…と言う試みがされています。 フレンチレストランはないけど、猪肉のメンチカツとか、ソーセージとか。私も今度猪の料理を食べてみようと思った。 みかんをたくさん食べたヒヨドリのお料理、食べてみたい! みかんを食べて育ったブリやハマチというのは、お寿司屋さんで食べたことあって、それがとても美味しかったんだ(もちろんそれは養殖ですが)。 知らない分野、あまり興味のなかった分野なのに、近藤史恵さんの文章はすっと入ってくる。知らない世界の話なのに、私自身がどこかで接したことあるような話に繋がっている気がするのだ。 大高が狙われているという若干のミステリ描写も、良き。ジビエや狩猟についての考え方に基づいていたという結末も、話の本筋から離れずに良かったな。
近藤史恵さんの本は登場人物が魅力的で大好きです。 大人の男性の友情物語、動物の命をいただくということ、ちょっとミステリー、という印象でともすれば重苦しい雰囲気になりそうな柱もあるのですがそこはさすがの近藤さん。ぐいぐい引き込まれてしまう一冊でした。 ミステリー作品を読もうと思って手に取ると少し物足り...続きを読むなさも感じるかもしれませんが、この作品は別の部分に核があるかな。個人的には続編も読めたら嬉しいなと思う世界観でした。大人になってこんな本音をぶつけたくなる友人に出会えるって、潮田さんは幸せ者だと思う。
こんなにもグルメ×ミステリー小説が多いなか、どういうジャンルの料理を取り込むかは、ある種のニッチ産業のように思います。そうだ、ジビエ料理というのはこれまでありませんでしたね。 料理学校では優等生、星付きのレストランで修業もしたのに、いざシェフを任されると次々と店を潰してしまう主人公・潮田。ジビエを...続きを読む偏愛する女性オーナーの目にとまったものの、またしても閑古鳥。猟に入った山で遭難しかけたときに助けてくれたのは、いたって無愛想な猟師・大高。 なんとも美味しそうな料理にヨダレが出そう。だけどこの著者のことだから、予想していたよりもずっとミステリー。鹿の出没にうんざりするわが家の周辺ですが、本作を読むと少し見方が変わる。
ジビエを出すレストランの雇われシェフが遭難して出会った猟師とのあれこれ 以下、公式のあらすじ -------------------- 「肉を焼くことは、対話だ」ジビエを通して繋がる、ふたりの成長物語 始めたばかりの猟で遭難してしまった潮田亮二、35歳。相棒の猟犬と共に途方に暮れていたところ、無...続きを読む愛想な猟師・大高に助けられる。 かねてからジビエを料理したいと考えた潮田は、大高の仕留めた獲物を店で出せるように交渉する。しかし、あっさり断られてしまい――。 夢を諦め、ひっそりと生きる猟師。自由奔放でジビエへの愛情を持つオーナー。謎の趣味を持つ敏腕サービス係。 ふつうと少し違うけど自分に正直な人たちの中で、潮田は一歩ずつ変わっていく。 人生のゆるやかな変化を、きめ細やかに描く、大人の成長物語。 -------------------- 近藤史恵さんが食を主題にした作品と言えば、ビストロ・パ・マルシリーズ、ときどき旅に出るカフェ それらが連作短編のアラカルトだとすると、今作は一連のコース料理のように思える 全部を通して読むと、命を頂くという意味を考えさせられる 生きるために食べなければいけない 食べるために殺さなければいけない では、食べるためならどんな命でもいただいていいのか? 罪悪感を抱かない場合との境界線は? 食肉として生育されたものではないので、当然安心安全が100%保たれたものではないけれど、それでもお店として提供する基準はある では、野生動物でなければよいのかというと、色々な境界がある 過激な人達は人が動物の命を奪うことは一切辞めるべきという主張のために強硬手段をとる場合もある 一般の人としては、スーパーで加工済みの食肉に対しては嫌悪感はないだろうけど、元々の命が垣間見えるとちょっと拒否感が生まれるかもしれない まぁ、野生動物も作物を荒らす害獣としての側面もあるし それを駆除する事すら拒否するというのも自然をわかってない人達と言わざるを得ない 大高の家が燃えたり、猟師仲間のが銃を盗まれたり、車を当て逃げされたりとサスペンス要素もあり シェフの自尊心、オーナーのような考えの人など複数の問題が絡み合っていて単純な物語になっていない 大高が言う「人生を複雑にしたくない」という主張はある程度は理解ができる オーナーはパスポートを持っていれば海外に行くことができると言うけれども それは突然海外に行かされる可能性もあるという事なんですよね ま、オーナーはそんな場合は拒否するという選択ができるのでしょうけど、大高はその選択をしなければいけない時点で複雑になってるんですよね 「生きることには時間がかかる」というのもわかる 便利な世の中になったけど、省いた手間を全て自分でやるとすると、食べるために一日中動くことになる シンプルなキャンプなんてそんな感じでしょうね そして解説が坂木司さん 好きな作家さんのコラボみたいで嬉しい 真面目な書評と最後の私信めいた文章のギャップがまたよい 確かに近所にビストロ・パ・マル、カフェ・ルーズ、レストラン・マレーが欲しい 読み終わった後にジビエ料理を食べに行きたくなる でも、私の近所にはそんなお店がないようで残念
レビューをもっと見る
※アプリの閲覧環境は最新バージョンのものです。
新刊やセール情報をお知らせします。
みかんとひよどり
新刊情報をお知らせします。
近藤史恵
フォロー機能について
「角川文庫」の最新刊一覧へ
「小説」無料一覧へ
「小説」ランキングの一覧へ
キッチンつれづれ
南方署強行犯係 黄泉路の犬 〈新装版〉
インフルエンス
ふたつめの月
スティグマータ(新潮文庫)
あなたに贈る×(キス)
試し読み
アネモネ探偵団1 香港式ミルクティーの謎
アンソロジー 隠す
「近藤史恵」のこれもおすすめ一覧へ
▲みかんとひよどり ページトップヘ