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「州連合」という未成熟な「世界帝国」アメリカという砂上の楼閣の実像。
新型コロナウイルスのパンデミック。穴に埋められる無数の遺体。アメリカは既に崩壊しつつあった。「州連合」という未成熟な「世界帝国」は砂上の楼閣だ。本書はその内部に目を凝らし、実像をあぶり出す。
太平洋の対岸に位置する、小さな島国・日本から見るアメリカとは異なる、アメリカの今と、その今に至るまでの歴史を知ることで、日本人の暮らしに大きな影響を与え続けている「アメリカ」について、新たな観点を提供する。
【目次】
まえがき
第一章 びっくりメリケンのなぞなぞ
第二章 なんでもアメリカン?
第三章 銃社会を生きる若者たち
第四章 「アメリカンドリーム」の地は失楽園
第五章 黄昏から闇夜へのアメリカ
第六章 アメリカの希望と絶望
あとがき
【著者】
菅谷洋司
1949年(昭和24年)小樽生まれ。
早稲田大学高等学院在学中、米国バージニア州ヨークタウンにAFS奨学金で一年間留学。早稲田大学政経学部卒業。共同通信写真部に入社。本社、那覇支局、名古屋支社などで報道カメラマン。世界60カ国余りで取材。
フリージャーナリスト時代に初の黒人大統領誕生のアメリカを一年間、現地取材。カメラをペンに置き換えて、「育ジージがやってくる」、2016年アメリカ大統領選挙での現地取材をもとに「ゴハンと叫ぶネコ」(ミステリー小説)など出版、現在に至る。
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