向日葵のある台所

向日葵のある台所

748円 (税込)

3pt

3.3

学芸員の麻有子(46歳)は、東京の郊外で、中学二年生の娘・葵とともに、穏やかに暮らしていた。そんな折、麻有子の姉・鈴子から「母が倒れたので引き取って欲しい」と電話があった。母とも姉とも折り合いが悪く、極力関わらないようにしてきたのに――。姉の勝手な振る舞いにうんざりしつつも、受けざるを得なくなってしまう。小さい頃から、何かにつけて麻有子の行動を否定してきた母と暮らすのは、やはり自分の心が許せない。しかし、「いったん引き受けて、やはり居心地が悪いと自主的に戻ってもらおう」という葵の提案のもと、絶縁状態だった母親との生活が始まった。すると、今まで知らなかった葵の一面も新たに見えてきて――。「家族」という見えざる檻は、思い出までも閉じこめてしまうのか。

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向日葵のある台所 のユーザーレビュー

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    Posted by ブクログ 2021年03月16日

    家族というのを考えさせられますね。
    話せばわかる。
    その話をするのが難しいですね。
    この本を読めば少しは伝わるのかな。
    母と娘の話だから父親や息子だったらどうなるのか。
    考えられますね。

    0

    Posted by ブクログ 2022年01月06日

    なかなかハードな内容…
    ぼったくり続きで読んで.
    表紙からも同じ様に軽い感じで料理の話かなーって思ったけど…
    前半…読むの辞めたいなーって思ったけどなんだかんだで一気読み
    .
    うーん.
    とにかく葵ちゃんが良い子すぎだわ.
    まさしく向日葵

    0

    Posted by ブクログ 2020年10月07日

    学芸員の麻有子は、娘と二人暮らし。ある日、
    折り合いが悪い姉からの電話によって、平穏な
    日常が崩れていく。倒れた母親を引き取るものの、
    過去のトラウマから逃れられず…。
    「家族」の違和感を描いた衝撃作。

    0
    ネタバレ購入済み

    重い….….

    2023年01月03日

    物凄く、重いテーマだった。主人公は、母親から、躾という名の元に、虐待まがいに(いや、実際、虐待だ)、厳しく育てられ、母親から、離れたくて、大学に進学する事で、家を出て….….何度も、途中で、読むのを止めようかと、思いながらも、読んでしまった。自分勝手な姉にも、腹が立つし、年をとって、病気になって、娘...続きを読む

    0
    ネタバレ

    Posted by ブクログ 2022年07月27日

    自分に過度に厳しく接するいわゆる毒親の母からほぼ絶縁状態で暮らす麻有子。娘の葵と楽しく充実した日々を送る母娘の家に、あの母と同居することになり、、、。という話です。

    言いたいことをズケズケ言ってしまう私には、「言いたいことを言わずにやり過ごす」麻有子が理解できず、姉の鈴子に母との同居を押し付けられ...続きを読む

    0

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