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「公共放送」とは何かを問い直す。
グリコ・森永事件、北朝鮮残留孤児、昭和天皇逝去などNHK報道番組制作のなかで体感した、「公共放送」が大きく変質しはじめた1980年代を捉え返す。コミュニティFMなど新たな放送を担う市民メディアについても言及、公共放送とは何かを問う。
【目次】
はじめに
Ⅰ NHKで何が起こったか?
第1章 劇場型犯罪のピエロとなって
第2章 情報商品になったドキュメンタリー
第3章 NHK民営化未遂事件
第4章 「女は何を食ってるんだろう?」
Ⅱ 内なる権力と報道番組の吃水線
第5章 「その取材を中止せよ」
第6章 ピョンヤンの再会
第7章 家族崩壊のリトマス試験紙
第8章 「一五年戦争に勝利した!」
Ⅲ 市民が紡ぐもうひとつの公共放送
第9章 メディアを奪い返してきた人たち
第10章 市民テレビ局は町をおこせるか
第11章 つながりたい、分かり合いたい
第12章 島ッチュたちの音楽一揆
終 章 NHKは誰のものか
【著者】
津田正夫
1943年、金沢市生まれ。1966年、NHK入局。福井・岐阜・名古屋・東京で、主として報道番組ディレクター、番組開発プロデューサーなどに携わる。1995年〜東邦学園短期大学教授、2002年〜2013年立命館大学産業社会学部教授。世界のパブリック・アクセス制度の調査と紹介に努める。市民メディアの制度化を提案。岐阜市NPO「てにておラジオ」代表。
主著『ネット時代のパブリック・アクセス』(共編著、世界思想社)、『テレビ・ジャーナリズムの現在』(編著、現代書館)など。
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